2014年 02月 19日
キーボードとカーソルをAppleScriptで自動運転(RAWを別名で保存)
写真をRAWデータで受け取ることが時々ある。というか本当はJPEGなのにPhotoshopがどこかのメタデータを読んでRAWだと誤認するっぽい。これを開いて必要な加工(リサイズとかキリヌキとか)を施すまではいいが、それを別名で保存するのがメンドくさい。まずこういう↓ウィンドウが出る。もしかすると通常は出ないのかも知れないが、ウチで使ってる「解像度変更して保存して閉じる」アクションを使うと、こういうウィンドウが出る。 1)キーボードの右矢印キーを押してファイル名の選択を解除しカーソルを点滅させる。 2)deleteキーを5回連打して「 のコピー」を消し、代わりにアンダーバーを入力。 3)カーソルを「フォーマット」のところに移動してクリック。 キーボードだけでもマウスだけでも完結せず、両方必要なところがイヤだ。1枚や2枚ならなんてことないけど、この作業を何十回も繰り返すのはつらい。そこでAppleScriptだ。以下のAppleScriptにQuicksilverでキーボードショートカットを割り当てて実行すると、以上の作業が2秒で終わる。よりチューニングを施せば1秒でも可能だと思う。しかしありがたいのは2秒で終わることではなく、その間集中したり考えたり迷ったり判断したりということが一切不要になることだ。 ただしカーソルをAppleScriptで操作するには、Macに「cliclick」というものをインストールしておく必要がある。興味を持たれた方はザリガニさんのところでcliclickについて学んでください。ちなみに画面上の座標を得るには command + shift + 4 を押す。「右矢印のkey codeは124」というようなことは「Key Codes」で調べる。 ◉後記:なんでPhotoshopのアクションでやらねーのよ、というツッコミをいただいた。いや、やろうとしたんですよ。でもどうしてもできなかった。そのうちに、もしかしてこのウィンドウいつも決まった位置に出るんじゃないか、だとしたら AppleScript と cliclick でイケるじゃん、と気付いたわけです。これはアクションで試行錯誤してた時とは全く違うアプローチなので、その頭で改めて考えると、アクションでできるのかも。 ●サンプルスクリプト delay 0.3 --0.3秒待て●このサンプルスクリプトの使い方 1行目の「delay 0.3」は何故必要かというと、これをQuicksilverで例えば「command + option + S」に割り当てた場合、「delay 0.3」がないと、押した瞬間に「command + option + S + 右矢印」を押したことになってしまい、誤動作するから。だから0.3秒以内に指を離す必要がある。
by nobiox
| 2014-02-19 10:35
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