「ほっ」と。キャンペーン
男脳、女脳、将棋の適性
小飼弾は「プログラマーとしての能力に男女差はない。自信を持ってそう言える(大意)」と述べている。これは「未証明の仮説」だ。仮説だということはつまり、科学的反証が確認されればひっくり返る、ということだ。小飼弾という人は有名なプログラマーであるらしい。プログラミングに関する彼の知識、経験、感性に対する信頼が、この仮説の担保、ということになる。

next49さんは「[メモ] 素朴な疑問:将棋の強さに男女の性差が関係あるの?」という記事で「私は弾さんの意見に賛成。男女で筋肉を使うこと以外は性差による能力差はない(個人はある)と思う」と述べている。全体のトーンを見るとこれも未証明の仮説っぽいが、そりゃないだろう、と、私は思う。小飼氏はプログラミングに限って述べているが、next49氏は「弾さんの意見に賛成」と言いながら、「筋肉を使うこと以外」について述べる。適用範囲がいきなり広すぎるんじゃないだろうか。しかもこの記事を読む限り、next49さんは将棋に関して全くの門外漢(私と同程度)である。「プログラミングの何たるかを知り尽くしたオレに言わせればプログラマーとしての能力に男女差はない」という意見にかぶせて「私は弾さんの意見に賛成。将棋のことはよく知らないけど筋肉無関係だから性差による能力差はない」と言うのは、第一に当該ジャンルについての知識も感性も自信も実績もレベルが違い過ぎ、第二に結論の適用範囲が違い過ぎる。

という話をマクラにして、私見を述べたい。

◆◆

まず大前提その1。男女の存在価値に優劣はない。ないと思う。これは「未証明の仮説」とかではなく、「証明不要の信念(あるいは価値観)」だ。前提であると同時に結論だ。仮説でも事実でもなく、決めごとだ。「人を殺しちゃいけない。犬もできれば殺したくない。蚊はぜんぜんオッケー」などと同じ。証明はできないが、そもそも証明が必要とは思っていない。科学的反証が確認される、なんてことはあり得ない。そう主張する人が現れるとしたら、それは「存在価値」の定義がおかしいのである。議論の余地はない。

大前提その2。「性差による能力差があるかどうか」という問題設定はよくないと思う。サッカーアメリカ代表との体格差について聞かれた宮間あやは、アメリカとなでしこの間にあるのは「差ではなく、違いだと思っている」という名言を残している。性差という言葉は優劣を連想させるので、個人的にはなるべく性差という言葉を使わず、宮間あやに倣い、性別、あるいは「性別による指向の違い」で通したい。

その上で、筋肉を使うこと以外に男女の違いはあるのかないのかと言ったら、あるだろう。

アイルランド人らしいメンタリティとか、ハワイ人らしいメンタリティとか、小学生らしいメンタリティとか、おっさんらしいメンタリティとか、職人らしいメンタリティとか、ギャルらしいメンタリティとかいうものの存在は、いまだ科学的には証明されていないのかも知れないが、だとしても、小学生らしいメンタリティってものの存在は疑いようがない。いや疑ってもいいんだけど、ないと考える根拠はない。同様に、男らしいメンタリティとか女らしいメンタリティというものも、あるかないかと言ったら、あるんじゃないの。例えばの話、筋肉面で違うというのが前提なら、男は「筋肉面では自信あり」、女は「筋肉面では自信なし」ということなわけで、この時点ですでにメンタルは多少違うだろう。「プードルとドーベルマンにメンタリティの違いはあるかどうか」って、そんなもんあるに決まってるでしょ、と思うんだが。

それでも、男らしいメンタリティとか女らしいメンタリティというものの存在は、もちろん未証明の仮説に過ぎない。だが、この仮説を否定すると、性同一性障害はすべて幻想、ということになる。それでいいのか。

「性同一性障害を障害として認知しよう」という運動と、「ジェンダーフリー論」は、ともに「男性優位社会」に対するアンチとして生まれた、という側面があるような気がするが、いくつかの局面では並び立たない。例えば「男児はチャンバラや汽車ごっこを好み、女児はおママゴトを好む」みたいな俗説は、ジェンダーフリー論者に言わせれば社会的刷り込みということになるが、性同一性障害の人の多くが「自分は男なのにどうしておママゴトが好きなんだろう」「自分はキレイなお姉さんに同性として憧れるんだけど変なのかな」みたいなことがきっかけで自分の性的アイデンティティ(のねじれ)に気付くんだそうで(だそうで、というのは、ネットでそんな噂を目にしたことがある、程度の話なんだけど)、だとすると刷り込み説は怪しい。

そもそも、思考を「筋肉を使うこと以外」と見なしていいのか、思考というのもまたフィジカルな過程ではないか、という疑問もあるんだが、それは置いておく。

◆◆

地球上には、発情、妊娠、子育て期以外は雌雄の違いがほとんどないような生き物も多い。ネコとかマグロとか。一方、発情期に限らず雌雄で基本的にライフスタイルが違う、という生き物も多い。ライオンとかサルとかセミとかアリとか。前者は比較的に、雌雄のメンタルは似てるだろう。後者は違いが大きいだろう。ヒトは後者の代表格であり(というか年がら年中発情している唯一の動物であり)、にも関わらずヒトに限っては違いがない、と考えるのはかなり不自然だと思う。

◆◆

自分が漠然と信じている(いや信じてるわけじゃないんだけど、なんとなくそうじゃないかと思ってる)男女の(筋肉と体格と性的指向と容姿以外の)傾向の違いについての仮説を列挙する。すべて「そう言われがちな俗説」であり、特にオリジナリティはない。

1:平均すると女の方が優秀。あるいは、平均すると女の方が知能指数が高い。
これを最初に挙げることで、フェミの皆さんからの攻撃を避けられるのではないかという姑息な計算で、最初に挙げてみました。企業人とか予備校講師とか高校教師とか大学教授とかで、こういう感想を持ってる人は多いんじゃないかと思う。

2:女の方が粒ぞろい。男の方が分布が広い。
極端なバカと極端な天才は男の方が多く、そこそこ優秀なのは女の方が多い、ということ。企業人とか予備校講師とか高校教師とか大学教授とかで、こういう感想を持ってる人は多いんじゃないかと思う。この仮説と、「極端な天才でないとプロ棋士にはなれない」という仮説を組み合わせると、女のプロ棋士が存在しない、という事実を、無理なく説明できる。現にそう唱える将棋ファンはけっこう多い。

3:男の方が限界ぎりぎりまで意地張って頑張る。女は無意識に余力を残す。
この仮説も、女のプロ棋士が存在しない理由として、割とよく語られる。「鼻水もよだれもたれっぱなしでウーウー唸りながら将棋盤に向かう覚悟がある女が居ない限り女性プロ棋士は誕生しない」と、誰かが言ったらしい。らしい、というのは、ネットでそんな噂を目にしたことがある、程度の話なんだけど。

4:女の方が共感能力とコミュニケーション能力が高い。あるいは、女の方が共感能力とコミュニケーション能力を重視する。

5:男の方が空間把握能力が高い。だから将棋に有利。
よくわかんないけど、そういう説を見かけたことがある。

6:女の方が脳梁が太い(左右脳の連結が強い)のでマルチタスクに向いている。
よくわかんないけど、そういう説を見かけたことがある。

7:女の方が現実的なので、そもそもゲームとかスポーツとかには向かない。

8:男の方が好戦的なので、ゲームとかスポーツとか喧嘩とかに向いてる。
これはそうじゃないかと思いますね。一般にオスというのは、メスを獲得するためにオス同士で争うものだ。オスを獲得するためにメス同士が争う生き物なんて、ヒトと、タマシギくらいのものじゃないか。ヒトの場合はメス同士も争うが、やはりオスの方が好戦的なように思う。まあ素人の適当な言い分だけど。

9:男は男っぽく、女は女っぽい。
以上の仮説が仮にすべて「いくらかは正しい」としても、些末なことだ。大西賢示少年は、そんな理由ではるな愛になったわけではないだろう。男女のメンタリティの最大の違い、それは「女はどことなく女っぽい」ことだ。そんなものは社会的な刷り込みである、という主張には、正直、あまり興味が持てない。例えば日本人が日本人的なメンタリティを持ち中国人が中国人的なメンタリティを持ちイタリアンがイタリアンなメンタリティを持つのは、90%以上は社会的な刷り込みであろうと思うけれども、それを理解した所で忽然と「メトロポリタンのメンタリティ」に生まれ変われるわけもなく、だとするとこういう場合、社会的な刷り込みだという指摘にはどれほどの意味があるのだろうか。ない(反語表現)。

◆◆

逆に、本質的な性別と無関係に、社会的な条件によって女が将棋について不利な立場に立たされている、という可能性はあるだろうか。もちろん、それもある。

1:女は将棋に向かない、という思い込み。
将棋が強い少女が、女は将棋に向いてねえから将棋なんかやめどけ、囲碁ならいいぞ、とかいう大人の半強制に会ってる可能性は、多いにある。

2:1による、女子将棋人口の少なさ。

3:プロ将棋界のおっさん臭さ。それによる女子将棋人口の少なさ。
棋界の重鎮を、若い女を愛人候補としか思ってないような、愛人の数を男の勲章と思ってるような連中が占めてるとしたら、そりゃ女の前途は暗いだろう。そういう事実があるかないかは知らないが、可能性はある。
[PR]
# by nobiox | 2015-07-15 03:29 | ├自分用メモ | Comments(0) |
Name Mangler の Advansed機能の自分用メモ
c0070938_16355210.png

図Aのように複数フォルダに存在するファイルを、Bのように一気通貫式に連番リネームすることは、だいたいどんなリネーマーでも一発でできる。処理対象からフォルダを除いた上で、ふたつのフォルダをまとめてドロップすればいい。だがCのように「フォルダ単位で」連番にするには、通常、フォルダの数だけリネーム作業を繰り返す必要がある。ふたつぐらいならどってことないが、『ジョジョの奇妙な冒険01』-『同60』とかだともうやってられない。Name Manglerの「Advansed」では、そんなリネームも一発で可能。さらに、Dのように「親フォルダの名前 + ハイフン + 連番」といったインテリジェントな処理もできる。やり方は、

1:リネーム方式を選ぶプルダウンメニューから「Advanced」を選び、
2:「Snipets」プルダウンメニューから「Create New Snipet」を選び、
3:というかムチャクチャわかりにくい!!!!!!!というかわからん!!!!!

まあなんとかみなさん火事場の馬鹿力を発揮してそこを乗り越えてください。私でもできたんですから(いまはできないけど)。そこを乗り越えて、以下のスクリプトをウィンドウに貼って、保存。ここを参考にしました。

もしかすると

1:リネーム方式を選ぶプルダウンメニューから「Advanced」を選び、
2:以下のスクリプトをウィンドウに貼って、
3:「Snipets」プルダウンメニューから「Create New Snipet」を選び、
4:名前をつけて保存。

かも。
[concatenate

"-"

[sequence
from "1"
increment by "1"
sleep "0"
maximum index ""
minimum number of digits "3"
identifier
]

<.extension>

]
「Snipets」プルダウンメニューから「Manage Snippets...」を選ぶと、保存したスニペットをファインダーで表示します。ちなみにパスは「~/Library/Containers/com.manytricks.NameMangler.MAS3/Data/Library/Application Support/Name Mangler」。

関連記事:Mac OS X におけるリネーマーの比較
[PR]
# by nobiox | 2015-06-27 11:23 | ├Mac OS X | Comments(0) |
世田谷文学館の岡崎京子展。月曜休館。
特別面白くはなかった。想定内というか、基本的に原画並べてるだけ。
だけどいいんです。オレにとっては岡崎京子が特別だから。会期中にもう1度か2度、行くつもり。




岡崎京子は雲がいい。
http://i.imgur.com/wPQUEUF.jpg
これの原画があったけど、おっそろしくローテクで驚いた。
『チワワちゃん』所収「チョコレートマーブルちゃん(1995)」より。

http://i.imgur.com/ogMNC1b.jpg
『ヘテロセクシャル』所収「それいゆ(1993)」より。
こんな雲があるか。怖ろしい境地に達しておられる。

岡崎京子は街灯りがいい。
http://i.imgur.com/WeNuGds.jpg
『リバーズ・エッジ(1994)』より。
岡崎史上いちばん有名な絵かも。こんな灯りがあるか。アタマおかしい。原画見た。

http://i.imgur.com/M4AM4hW.jpg
『うたかたの日々(1994)』より。ゴイスー。

岡崎京子は目と唇と鼻の穴がいい。
http://i.imgur.com/DkTstL4.jpg
『うたかたの日々(1994)』より。本人に似ている。この絵なんかもう奇跡の1枚でしょう。
この本は100見開きぐらいあるんだけど、内容的に面白いかどうかは別として、
うち、およそ100見開きが「奇跡の1枚」です。
極まっている。凄まじいものがある。

岡崎京子は建築物がいい。特に高速道路。
http://i.imgur.com/aPIxBDr.jpg
『ヘルター・スケルター(1996)』より。
『うたかたの日々』で向こう側にイッちゃったのに、また戻ってるのがまた凄い。

http://i.imgur.com/QKPrRqI.jpg
『UNTITLED』所収「恋愛依存症(1995)」より。

http://i.imgur.com/piL4lRR.png
『UNTITLED』所収「ロシアの山(1995)」より。

他にもいいものはたくさんある。風呂場とか。バスルーム。
とりあえずバスルームセレクションは今後加筆予定ということで。
[PR]
# by nobiox | 2015-02-09 21:28 | ├マンガ | Comments(0) |
Mac OS X におけるリネーマーの比較

処理中ファイル名重複問題について


連番の数字をずらしたい、という場面が、たまにある。
例えば「05.html」「06.html」「07.html」というみっつのファイルの名前を
「06.html」「07.html」「08.html」にしたいとか。その逆とか。
「リネーム処理完了後」にはファイル名の重複はないが、「処理中」には重複が発生するわけだ。

その場合、最も素朴なリネームソフトは「06.html、07.html という名前のファイルがすでに存在するため処理を続行できません」というエラーメッセージを返す。あるいは勝手な判断で「06.0.html」「07.0.html」「08.html」などとリネームする。ここではそういうのを「(素朴)」と表記する。賢いリネームソフトは、処理中重複問題など存在しないかのように、黙ってこちらの希望通りの結果をもたらす。ここではそういうのを「(賢い)」と表記する。






Name Mangler(賢い)


正規表現対応。速度、インターフェイスとも文句なく、個人的にはベスト。欠点は高いこと。自分はたまたまApp Store のセールで1000円で買えてラッキー。まあ、1000円でも安いとは言えないが。
c0070938_16292414.png
c0070938_16292743.png
リネーマーの使用目的の九割は、「Find and Replace(検索置換)」と「Sequence(連番)」だ。みなさんもそうじゃないですか。画像の通り、Name Manglerの「Choose operation」ポップアップメニューではそのふたつがトップにあり、おかげでとてもスムースに選択できる。細かいことだが、使い勝手というのはこういうディテールの積み重ねだ。

「Advansed」機能も強力。下図Aのように複数フォルダに存在するファイルを、Bのように一気通貫式に連番リネームすることは、だいたいどんなリネーマーでもできるが、Cのように「フォルダ単位で」連番にするには、通常、フォルダごとにリネーム作業を繰り返す必要がある。Name Manglerの「Advansed」では、そんなリネームも一発で可能。さらに、Dのように「親フォルダの名前 + ハイフン + 連番」といったインテリジェントな処理もできるし、そのクエリを保存することもできる。素晴らしい。「name mangler advansed parent folder」でググれば、中学生程度の英語力で理解可能。興味ある人はこの記事を読んでください。
c0070938_16355210.png
ただ、値段以外にも欠点がある。フォルダをリネームできない。仕方ないのでフォルダのときだけ、Better Rename 9を使っている。

2015.06.27後記:
Name Mangler がフォルダをリネームできない、というのは愚かな誤解でした。半年もの期間ガセ情報を掲載していて申し訳ありませんでした。今日発見したこと:ウィンドウの左上のバーの「List Files and Folder Contents」とある部分をクリックするとご覧のように、プルダウンメニューが出ます。
「Files」「Folders」「Folder Contents」という3行が見えますね。
c0070938_959326.jpg
「Folder Contents」にチェックしてあると、フォルダの中身まで掘る。「再帰的に処理する」とかいうらしい。「Files」「Folders」はそのまんまの意味。ここのどれをチェックしどれのチェックを外すかで、処理対象を随時指定可能です。素晴らしい。後記終わり。






Better Rename 9(賢い)


「Advnced & Special」カテゴリーで正規表現対応。機能的にはName Manglerと並び、Macリネーマー界2トップの一角を成す。App Store のセールで200円で買えた。ただ、ちょっとびっくりするぐらい遅い。
c0070938_17554290.jpg







NameChanger(素朴)


無料。正規表現対応。拡張子の扱いなど、仕様が独特でわかりづらいが、わかってみると大概のことはできて、Better Rename 9 よりずっと速い。フリーのリネーマーをお探しの方には強力におすすめできます。ただし処理中重複問題に対して素朴だし、フォルダはリネームできない。
c0070938_1844186.jpg
c0070938_18442322.jpg







Shupapan(素朴)


無料で、ムチャクチャ多機能。当然正規表現対応。
さらに、作成日/変更日の一括変更、パーミッション(アクセス権)の一括変更など、
一般的なリネーマーが備えていない機能がある模様(試したことはない)。
やたらに出る確認ダイアログがウザくて嫌いだったけど、設定をいじったら緩和された。
上記みっつのソフトがすべて、設定にリアルタイムに追随してリネーム結果のプレビューを表示するのに対して、Shupapanはいちいち「プレビュー」ボタンを押す必要があり、その点がなんとなく「旧い設計」な感じがしてしまう。無料で使わせてもらえるものにケチつけたりして申し訳ないのですが。
c0070938_18121480.jpg







Rename It(素朴)


無料。悪くはないけどフォルダはリネームできない。割とフリーズする。






Rename(賢い)


無料。処理中重複問題に対しては賢いけれども、連番の桁数が指定できないし、
処理対象は常に「ファイルとフォルダ」だしと、いろいろ素朴過ぎる。
[PR]
# by nobiox | 2015-01-03 16:53 | ├Mac OS X | Comments(0) |
InDesign 文字パネルでの設定と「フレームグリッド設定」の関係
InDesignフレームグリッド 【OKWave】 2006-08-31

質問:
本文の文字級数や行間などを、途中で全ページにわたって変更したい場合、普通はどういう手順をふむものでしょうか?
段落スタイルを使うのかとおもいためしてみたのですが、段落スタイルの適用ではフレームグリッドの設定と関連がないので、フレームグリッドはもとの級数や行間のままで変なことになってしまいます。 
「フレームグリッドスタイル」のようなものがあるのが一番自然な気がするのですが、ないようですし、ふつうはどのようにしているものなのでしょうか?

どうもこの「文字パレットの設定」と「フレームグリッドの設定」の二重のからみの意図がよく分かりません。
どうかそこのところもふまえてアドバイスお願いします。


回答:
私の環境(MacOSX(10.4.7)、InDesign CS)では「グリッドフォーマット」パレットで文字スタイルや段落スタイルと同様に、フレームグリッドの設定統一ができます。
 
「ウィンドウ」メニュー→「書式と表」→「グリッドフォーマット」

なお、レイアウトグリッドを表示している場合は「ページ」パレット上で全ページを選択して、「レイアウト」メニュー→「レイアウトグリッド設定」でレイアウトグリッドも変更しておいたほうが見やすいと思います。
この後にフレームグリッドを選択して「グリッドフォーマット」→「[レイアウトグリッド]」を適用し、「新規グリッドフォーマット」を作ると手間がかかりません。

>どうもこの「文字パレットの設定」と「フレームグリッドの設定」の二重のからみの意図がよく分かりません。

文字の書式(Q数や行間など)は基本的に、
 1.「文字パレットでの手動設定」
 2.「文字スタイル」
 3.「段落スタイル」
 4.「フレームグリッド設定(グリッドフォーマット)」
の順に適用されます。

つまり、手動設定もスタイル適用もない場合にフレームグリッド設定を変更すると、それが書式に反映されるということになります。(ちなみに「編集」メニューの「グリッドフォーマットの適用」でグリッドの書式設定が強制適用されます)

ただし、行間(行送り)は、「段落」パレットメニューの「グリッド揃え」設定に従うので、
ここが「なし」以外になっていればグリッドの設定変更に伴って変化します。
[PR]
# by nobiox | 2014-11-02 22:18 | ├DTP | Comments(0) |
Mac 用 PDF ビューワー

「先単」と「開開」の基礎知識


ここでは右綴じ左開きを前提に話をする。

ページ物のPDFファイルを見開き表示させる方式はふたつある。「先頭のみ単独表示タイプ、略して先単」と「いきなり見開き開始タイプ、略して開開」。前者は、1ページ目は表紙だと解釈して単独表示し、2ページ目以降から見開き表示するやり方。2ページが右で3ページが左。「奇数ページが左」という右綴じ書籍の原則に合致する。一方後者は、1ページ目を右、2ページ目を左に、以下同様に「奇数ページを右」に表示するやり方。個人的にはこっちの方が好き。表示サイズが統一されてるのが気持ちいい。1ページ目をカバー表四、2ページ目をカバー表一にしておくと、カバーが見開きで見渡せていい感じになる。「本棚に表示されるのが表四になっちゃっていいのか」という問題があるが、iOSでは「i文庫」を使えば、表紙は任意のページを選択できる(しかもトリミングまでできる)ので無問題。

表示方式がふたつあるということはイコール、PDFファイル(のまとめ方)が2種類あるということだ。先単仕様のPDFを開開ビューアで開くと左右がズレるし、開開仕様のPDFを先単ビューアで開いても左右がズレる。悩ましい。今のところ(試した範囲で)この問題についての最善解は、全ページを見開き単位の画像にしてからPDF化すること。どんなビューアで見ても絶対にズレない。それやると iPhone とかでページ単位で見たいときに困るじゃん、という話があるが、「i文庫」は標準で、横長の画面は見開きと解釈し、インテリジェントにページ単位で表示できる。

そこまでやらなくても、「表紙だけ(背も含めて)見開き画像にしておく」のはいい案かも知れない。多くのビューワは「横長の画面は見開きと解釈する」機能を備えているので、この場合「開開」で見ても「先単」で見ても同じ結果になる。「開開」で見ても「先単」で見てもP1は見開きの表紙、めくるとP2とP3が見開き、以下同様に奇数ページが左、ということだ。ビューワの仕様によるんだけど、そういう仕様のビューアが多い。

世間的にはどちらかというと「先単」が標準っぽい。ブラックジャックによろしく(にはいろんなバージョンがあるのかも知れないが、僕がダウンロードしたもの)は先単だし、kindle本もすべて先単だ。ただし、PDFビューアとしてブッチ切りのシェアを持つと思われる「Adobe Reader」は、デフォルトでは「開開」である。現状、PDFビューアには「先単固定」「開開固定」「先単・開開両対応」の3種類あり、個人的には両対応機能の普及を願っている。





プレビュー(先単固定)を試す


プレビューで見開き表示させるには、command + 3。ただし、横組の本専用。却下。

Adobe Reader(先単・開開両対応)を試す


Acrobat で見開き表示させるには、メニューの「表示」→「ページ表示」→「見開きページ表示」。この設定は記憶してくれない。ファイルを開くたびにやる必要がある。この時点では開開表示。

さらに「表示」→「ページ表示」→「見開きページ表示で表紙を表示」にもチェックを入れると、先単表示になる。

右綴じにするには「ファイル」→「プロパティ...」→「詳細設定」→「読み上げオプション」→「綴じ方」。ああメンドくさい。だけど、スクロールホイールでのページ送りは快適。

「プロパティ...→開き方→ページレイアウト」のポップアップメニューには

・「デフォルト」
・「単一ページ」
・「連続ページ」
・「見開きページ」
・「連続見開きページ」
・「見開きページ(表紙)」
・「連続見開きページ(表紙)」

という7つの選択肢があるんだが、どれを選んでも何の変化もない。何なのこれ。

cooViewer(開開固定)を試す


「同じフォルダのファイル」というメニューが素晴らしい。
「mi」(旧称ミミカキ)には「同じフォルダのファイル」というメニューがあって、多用する。すげー便利。どうしてInDesignにもAppleScriptにもiTextにもないのかなー、と不思議に思ってる。「mi」以外でこの機能を持ってるアプリに初めて出会った。cooViewerでは正確には「同じフォルダのフォルダ・アーカイブ」となっている。例えば「ブラックジャックによろしく01」を読み終わって、閉じても、あるいはいったん別のアプリに移っても、再びアクティブになったとき、cooViewer は最後に開いたファイルを記憶していて、このメニューから「ブラックジャックによろしく02」を開ける。素晴らしい。もちろん同じフォルダにそれがあれば、の話だが。

PDFにまとめてなくても表示してくれるのが素晴らしい。
フォルダ・アーカイブというのはどうやら「PDFファイル」と「画像の詰まったフォルダ」と「画像の詰まった圧縮ファイル」を総称する概念っぽい。「画像の詰まったフォルダ」や「画像の詰まった圧縮ファイル(zipとrarに対応)」を、まるでPDFファイルのように扱える。というか変更履歴によると、もともとが画像ビューアで、PDF閲覧機能は後からつけたらしい。

かゆいところに手が届く素晴らしさ。
最初、余白が真っ黒なのが気になって馴染めなかったんだけど、初期設定でどんな色にもできる。僕はごく薄いグレーにしました。最初、「ページ数」と「ページバー」が左上に固定表示されてるのが邪魔で馴染めなかったけど、初期設定で非表示にもできるし、マウスを動かしたときだけ表示する設定にもできる。色も、位置も、ページ数を示すフォントも、フォントサイズも、文字色もカスタマイズ可能。僕は試行錯誤の末、ウィンドウを若干縦長にすることで常に上下に余白を表示させ、そこに常時表示させることにしました。

他にも、カスタマイズできることが異様なまでに多い。こまごまとしたキーバインドの変更。最後のページで「次のページ」を指示した場合、そこで行き止まりにするか、最初のページにループするか、次のファイルの先頭ページに飛ぶか。この機能を使えば前項の「同じフォルダのファイル」すらも必要ないわけだ。「次のファイル」の定義も、名前順、作成日順、更新日順、シャッフルから選べる。凄い。

縦書きの場合、デフォルトでは「キーボードの左矢印キー」、あるいは「マウスで見開きの左ぺーじをクリック」で読み進める。で、最後の奥付まで来て、同じリズムで左矢印キーを押すと、次の巻の表紙が表示される。このデジタルならではのシームレス加減は気持ちいいけど、シームレス過ぎてなんかちょっと寂しい。拍子抜けするというか。なので今のところ、最後のページで左矢印キーを押すと「何もしない」にしてます。その方が「お、一冊終了か」という実感が出る。そこで「option+control+左矢印」で「次の巻」。「option+右矢印」だと「最初のページ」にしてみた(何故かcommandキーはキーバインドに設定できない)。

キーボードの「1」を押すと全体の10パーセントの位置へ飛ぶ。2で20パーセント、3で30パーセント。tabキーで10ページ進む。shift + tab で10ページ戻る。この10という数字は、初期設定で好きな数にできる。知れば知るほどよくできている。

「縦長のページの中に突然横長のページが現れたら見開き1枚絵と判定してしかるべく表示する機能」もある。その場合何パーセントくらい横長だったらそうするか、みたいな指定までできる。ここまでやって無料で公開するという、その太っ腹加減に感動するじゃないですか。オレだったら例えば500円くらいはとる。というか、個人的には3000円でも買う。

サイズの解釈が素晴らしい。
cooViewer は、サイズやプロポーションが違う画像でも、見開き単位で天地を揃えて表示する。これは当たり前と言えば当たり前だけど、ComicViewer はそうじゃないので、cooViewer独自の素晴らしい美点のように思えてしまう。下は、極端にサイズもプロポーションも違う画像2枚を見開き表示させてみた結果。上が cooViewer、下が ComicViewer。
c0070938_1945497.png

c0070938_19455937.png

ComicViewerには「すべての画像を1ページ目の画像のサイズに揃える」ボタンがあり、それを押すとまた別の結果になるんだが、それはそれで「揃える」の定義と言うか、何を揃えているのかよくわからない。もしかすると左右の幅を揃えてるのかも知れない。少なくとも天地ではない。

cooViewer はここがダメ。
・たまに異常終了する。
・同時に2冊以上の本を開くことができない。常にウィンドウはひとつ。
・作者さんはもう開発を放棄してるっぽい。

ComicViewer(先単・開開両対応)を試す


ComicViewerのツールバーには「1ページ目のみは単独表示にする」かどうかをトグルするボタンがある。素晴らしい。あと、ふつうに2冊でも3冊でも同時に開ける。その他の点では特に cooViewer に勝ってる点は見つけられないが、いや、この点だけで充分に素晴らしいと思う。

Simple Comic(先単・開開両対応?)を試す


先単仕様のPDFをSimple Comicで開くと、なんと、開開仕様で開く(ことがある)。何を言ってるのかわからねえと思うが、つまり、「PDFファイルのP1が左、最終ページが右」という見開きで始まるのだ。なんだこの謎仕様。でも、そうならないときもあって、困る。

というわけで全体像をまだちゃんと把握できていないが、とにかく「option + 右矢印」「option + 左矢印」で、「1ページだけ表示をズラす」機能がある。なにかの加減で左右がズレちゃってもこれで修正可能。じつに安心、じつに素晴らしい。ちなみに2冊でも3冊でも同時に開ける。ただ、ウチの10.8.5環境のせいなのか、それとも意図した仕様なのか、ウィンドウのサイズが最大固定なのが鬱陶しい。ノートユーザーなんかにはいいんだろうけど、大画面モニタでマンガ読むにはデカ過ぎる。

Skim(先単固定)を試す


ちょっと検索してみると、WEB 上で Skim を称賛する声は非常に高い。だけどマンガ読むにはなんか微妙な感じ。

iBooks を試す


2015年8月、Mavericks にしたので iBooks に触ってみた。勝手に「カスタマイズの巾が広いPDFビューア」だと思い込んでいたんだけど、実際は「PDFファイルを管理するもの」であり、リストからダブルクリックするとプレビューで開くの。なんだこれ。がっかり。

IV を試す


2015年8月、Mavericks にしたので IV を試してみた。漫画用ビューア比較表 @ ウィキ - 漫画用ビューア比較表で知ったアプリなので当然PDFビューアだと思い込んでいたんだけど、なんと「圧縮ファイル専用ビューア」だった。









画質について


画質は画像ファイルによって決まってるわけで、表示するアプリが「プレビュー」だろうとAcrobat ReaderだろうとPhotoshopだろうと関係ない、と思い込んでいた。が、そんなことはないのだ。デジカメの画像処理エンジンにそれぞれの個性があるのと同じく、画像ファイルを画面に表示するためには何らかのアルゴリズムが必要で、それは決して一意に決まるわけではなく、無限の種類がある、らしい(間違ってたらすみません。少なくともJPEGはそう)。cooViewer と ComicViewer のJPEG表示性能は、残念ながら「プレビュー」「Acrobat」には及ばない、ことが多い。

cooViewer と ComicViewer はどっちがいいか。今のところの印象では、ほとんどの場合 cooViewer の勝ちだ。cooViewer の方がパキッとして見える。好みの問題だが、自分はマンガについては白黒パキッと見えるのが好き。だけど絶対ではない。画像によるし、同一画像でも、表示サイズによる相性もある。ような気がする。場合によっては「プレビュー」含めたみっつでほぼ差を感じないこともあるし、cooViewer が大きく劣るケースも、稀にある。下はそれぞれ同一のPDFファイルを4つのアプリで開いてみた、比較画像。

c0070938_19284928.png

c0070938_19291489.png


下の方の、雑誌のキャプション文字は「cooViewer どうしちゃったの?」って感じだけど、相性、なんですかねー。興味ある方はぜひこの画像ファイルはダウンロードして、拡大してみてください。料理と店の写真を、画素が四角く見えるくらいに拡大して見ると、いい悪いはともかく cooViewer だけがはっきり異質なチューニングなのがわかる。これほどはっきり向かない画像がある以上、 当面は cooViewer 一択とはいかず、相性で使い分けるしかない。

TIFFに書き出して試してみた。

c0070938_13425848.png

c0070938_13431720.png


(比較画像のテスト条件詳細)
・OSはMac OS X 10.8.5。
・cooViewerはバージョン不明(変更日2011.5.29)。
・ComicViewerはバージョン2.0。
・プレビューはバージョン6.0.1。
・Adobe Acrobat X Proは 10.1.12。
[PR]
# by nobiox | 2014-10-19 07:39 | ├Mac OS X | Comments(0) |
オレ氏、「極細スペース」の存在を知る。
No.27 ホワイトスペース | InDesign 1.0 | InDesignの勉強部屋

InDesignのホワイトスペースには、かなり色々なものが用意されています。フレーム内にテキスト挿入点を置いた状態で右クリック→「スペースの挿入」で、適用したいホワイトスペースを選択します。

c0070938_1728530.png


Adobe FrameMaker 8 ユーザガイド

スペースバーを押すと、相対スペース(スペースの隣にある文字によって幅が決定するスペース)が挿入されます。
また、固定幅の特殊スペースを挿入して、2 つの単語の間隔を広げることもできます。単語間に特殊スペースを挿入すると、その 2 つの単語は常に同じ行に配置されます。

次のような特殊スペースを使用できます。

em スペースの幅は、使用するフォントのポイントサイズと同じです。例えば、10 -pt のフォントを使用している場合は、em スペースの幅も 10 pt になります。

en スペースの幅は、em スペースの半分です。

特殊スペースの幅は、フォントのゼロ(0)文字の幅と同じです。通常、数字の幅はすべて同じです。このスペースは、タブを使用せずに列で数値を揃える場合に便利です。

極細スペースの幅は、em スペースの 12 分の 1 です。極細スペースは、2 つの文字の間隔がごくわずかでよい場合(数値と単位の間や、「/)」のようにスペースがないと詰まって見える文字の間など)に使用します。

非分離スペースの幅は、フォントの初期設定のスペースと同じです。

em スペースを入力するには:

次のいずれかの操作を行います。

(Windows)Esc キー、スペースバー、m キーを順に押すか、Ctrl+Shift+スペースバーを押します。

(UNIX)Esc キー、スペースバー、m キーを順に押します。

en スペースを入力するには:

次のいずれかの操作を行います。

(Windows)Esc キー、スペースバー、n キーを順に押すか、Alt+Ctrl+ スペースバーを押します。

(UNIX)Esc キー、スペースバー、n キーを順に押します。

特殊スペースを入力するには:

Esc スペース 1(数字の 1)を押します。

極細スペースを入力するには:

Esc スペース t を押します。

非分離スペースを入力するには:

Ctrl+ スペースバーを押します。

非分離スペースの記号( )は、制御記号の表示中に表示されます。
[PR]
# by nobiox | 2014-06-26 04:03 | ├DTP | Comments(0) |
キーボードとカーソルをAppleScriptで自動運転(RAWを別名で保存)
c0070938_10305147.png

写真をRAWデータで受け取ることが時々ある。というか本当はJPEGなのにPhotoshopがどこかのメタデータを読んでRAWだと誤認するっぽい。これを開いて必要な加工(リサイズとかキリヌキとか)を施すまではいいが、それを別名で保存するのがメンドくさい。まずこういう↓ウィンドウが出る。もしかすると通常は出ないのかも知れないが、ウチで使ってる「解像度変更して保存して閉じる」アクションを使うと、こういうウィンドウが出る。
c0070938_10305578.png
これを「IMGP3961_.jpg」という名前で保存したい。必要な手順はこうだ。

1)キーボードの右矢印キーを押してファイル名の選択を解除しカーソルを点滅させる。
2)deleteキーを5回連打して「 のコピー」を消し、代わりにアンダーバーを入力。
3)カーソルを「フォーマット」のところに移動してクリック。
c0070938_1031285.png
4)プルダウンメニューから「JPEG」を選択し、リターン。
c0070938_1031781.png
5)「JPEGオプション」で「12」を入力してリターン。
c0070938_10312035.png
6)最後に command + D を押して「保存しない」。おしまい。

キーボードだけでもマウスだけでも完結せず、両方必要なところがイヤだ。1枚や2枚ならなんてことないけど、この作業を何十回も繰り返すのはつらい。そこでAppleScriptだ。以下のAppleScriptにQuicksilverでキーボードショートカットを割り当てて実行すると、以上の作業が2秒で終わる。よりチューニングを施せば1秒でも可能だと思う。しかしありがたいのは2秒で終わることではなく、その間集中したり考えたり迷ったり判断したりということが一切不要になることだ。

ただしカーソルをAppleScriptで操作するには、Macに「cliclick」というものをインストールしておく必要がある。興味を持たれた方はザリガニさんのところでcliclickについて学んでください。ちなみに画面上の座標を得るには command + shift + 4 を押す。「右矢印のkey codeは124」というようなことは「Key Codes」で調べる。

◉後記:なんでPhotoshopのアクションでやらねーのよ、というツッコミをいただいた。いや、やろうとしたんですよ。でもどうしてもできなかった。そのうちに、もしかしてこのウィンドウいつも決まった位置に出るんじゃないか、だとしたら AppleScript と cliclick でイケるじゃん、と気付いたわけです。これはアクションで試行錯誤してた時とは全く違うアプローチなので、その頭で改めて考えると、アクションでできるのかも。

●サンプルスクリプト
delay 0.3 --0.3秒待て
tell application "System Events"
key code 124 --右矢印キーを押せ
delay 0.02
key code 51 --delete
delay 0.02
key code 51 --delete
delay 0.02
key code 51 --delete
delay 0.02
key code 51 --delete
delay 0.02
key code 51 --delete
delay 0.02
key code 102 --一応英数キーを押してから
key code 94 --アンダーバー
end tell
delay 0.1 --必要かどうかわからんけど習慣的に挟む

do shell script "cliclick -w 50 960 540 960 650"
--座標「960 540」と「960 650」を、50ms(0.05秒)開けて連続クリック
delay 0.1
tell application "System Events"
key code 36 --リターン
end tell

--ウィンドウ名『JPEG オプション』
--「画質」が選択状態にあるので「12」を入力
tell application "System Events"
keystroke "12"
delay 0.1
keystroke return
delay 1
keystroke "d" using command down
end tell
do shell script "afplay /System/Library/Sounds/Purr.aiff"
●このサンプルスクリプトの使い方

1行目の「delay 0.3」は何故必要かというと、これをQuicksilverで例えば「command + option + S」に割り当てた場合、「delay 0.3」がないと、押した瞬間に「command + option + S + 右矢印」を押したことになってしまい、誤動作するから。だから0.3秒以内に指を離す必要がある。
[PR]
# by nobiox | 2014-02-19 10:35 | ├バカスクリプト | Comments(0) |
より正しい物語を得た音楽はより幸せである
www.morishitayui.jp/samuragochi-niigaki/‎

「だから森下唯っていう人の書いたその記事を全文読んで欲しいんだけどさ、そんなこと言っても読みゃしないでしょ、だから説明するよ。ある音楽関係者がね、去年のNHKスペシャルをきっかけに全盲の天才作曲家を知り興味を持って、ネットで検索してプロフィールやらを読み、曲の断片を動画で視聴したと。そして強い違和感を感じた、と」

「プロフィールによると、聴覚を失った後に真実の音に目覚め、それまでの楽曲を全て破棄した元ロック・ミュージシャンが、常に轟音の鳴り響く中で霊感の降臨を待って書いた曲、ということになっており。

あの、アマチュアだからこそ出せる不可思議な凄みってあるじゃない。アンリ・ルソーとか山下清とか田中康夫とかスリッツとかダモ鈴木とか。そういうタイプかと思って聞いてみると、ものすごく正統派の音楽教育を受けたことが明らかな、ものすごく王道の、繊細な、丁寧な、知性を感じさせるクラシックなんだって。だからすぐ、あ、これはインチキ野郎だ、商売の為にプロフィール詐称してやがる、売る気満々で書かれた、嘘にまみれた、いやらしい音楽だ、と思ったんだって」

「だけどインチキ野郎にしてはよくできてる、と。「丹精込めて仕上げられた」ものに聞こえると。真摯に音楽に向かわずしてこれが生み出せるとしたら凄い才能だと。悔しいが認めざるを得ないと。その、インチキと真摯のギャップが、不思議だったんだって」

◆◆

「でね、クラシック業界ではまともな人はもう、感動的な交響曲とか書かないんだって。古臭いから。映画やゲームや大河ドラマから「発注」された時以外は。まともな志のある作曲家は全員がいわゆる「現代音楽」なの。今回名乗り出た人もそうなんだって。まともな作曲家はまともな音楽を書かないで実験音楽ばかりやってるという、ちょっと何だかなー、という妙な状況があるんだってさ。ケージ以降。伊東乾は「それが当然だし、それでいい」と思ってるらしいけど、森下唯は「現代のクラシック業界の停滞」と感じてるらしいわけ。なんで小説や漫画や映画はそうなってないのにクラシックだけがそうなるのかは書いてなかったから知らないけど」

「それで今回のニュースを聞いて、ものすごく腑に落ちたと。新垣隆という真摯な作曲家が、時代錯誤な誇大妄想を持つ自己顕示野郎の「発注」で、こう、神秘的な感じでふわーっと始まって、クライマックスではズガガーンと雷が落ちて、余韻を残して終わるみたいなヤツが欲しいんだよ、聴衆を熱狂させるみたいなさあ、そういうのが今の時代にこそ必要なんだよと熱く迫られて、それに本気で応えて書いた曲だったのかと。なるほど、と。「中世宗教音楽的な抽象美の追求」「 上昇してゆく音楽」「祈り(救いを求め)」「啓示(真理への導き)」とかなんとか」

「ジャズミュージシャンがさ、テレビ局の知り合いに頼まれて仕方なく氷川きよしのバックで演奏してみたら意外にもすごく楽しくて達成感があった、みたいな」

「だから、佐村河内守はインチキ野郎かも知れないけど、佐村河内守という人間の暑苦しい思いがなかったら、あれらの曲は決して生まれてないわけで、だから「作曲者」は詐称だったとしても、ある意味で作者なのは間違いない、と」

個人的には、こういうプロデューサーつきのスタイル、現代のクラシック業界の停滞を吹き飛ばすひとつの手段として広まっても良いんではないかとさえ思える。制約があってこそ、その枠内で創意工夫を凝らして良いものができることだってある。

佐村河内氏の誇大妄想的なアイディアを新垣氏が形にするという、この特異な状況下でしか生まれ得なかったあれら一連の楽曲とその魅力を、「全聾の作曲家が轟音の中で」云々よりよほど真実に近いだろうこの(小説より奇なる)物語とともに味わい、よりよく理解し、より正しく評価すること。それが、取りうる最も適切な態度ではないかと思う。

佐村河内氏の詐欺行為は断罪されるべきことだろう。しかし、週刊誌記事などを読む限り、「凄い曲を世の中に出してやろう」という強い意思だけは本物であったのだ、と感じられる。記者会見で新垣氏が述べた言葉が印象に残っている。その言葉だけで、この事件は悪いことばかりではなかったんだと思えた。彼はこう語っていた。

「彼の情熱と私の情熱が、非常に共感しあえた時というのはあったと思っています」

[PR]
# by nobiox | 2014-02-07 20:18 | ├自分用メモ | Comments(0) |
都知事選。どうしよう。
右か左か、とか、保守かリベラルか、なんてことよりも、個人的にだいじだと思ってるのは「マッチョ指向かそうでないか」だ。

石原慎太郎都知事のやったことのうち、ムカついたことはいくつかある(例えば五輪誘致の顛末とか)が、実は、さほど大きなことはない。それより、石原慎太郎はマッチョ指向の男だった。屹立したペニスで障子を突き破るオレ、カッコいいでしょ、みたいなノリ。その振る舞いや発言の節々がたまらなくイヤだった。イヤとか好きとかは別にして、有害だったと思う。猪瀬直樹都知事も同じくマッチョ指向の男だった。

その路線の対抗馬として細川護煕、というのはまあ、いいのかも知れないが、それを推したのが小泉純一郎という典型的なマッチョ指向の男らしい。って、どうすりゃいいのよ。
[PR]
# by nobiox | 2014-02-05 22:20 | ├自分用メモ | Comments(0) |
|