<   2011年 12月 ( 5 )   > この月の画像一覧
|
趣味はうつるか
ハーヴァード大学の研究チームが大学生を対象に Facebook でのやりとりを追跡し、音楽や映画、本に関する好みがソーシャルなつながりを通してどう広がるのかを調査した結果、友人同士の好みが似通っているのは、友達になってからの互いの影響の結果ではなく、そもそも好みが似通っていたから友達になった、という場合のほうが多いことがわかったという。

「人の好みに関しては、『仲間の影響』といったものは事実上存在しないに等しい」とチームの1人Kevin Lewisは言う。氏は、Facebook上での大学生を対象とした調査の結果が万人に当てはまるわけではないと前置きしたうえで、この結果は人の好みの「感染力」に関して、世間で言われているような考えに冷や水を浴びせる見方を提供するものだと述べている。「人の好みがほかの人に移るうつる可能性は極めて小さい」と。

なお、ジャズやクラシック音楽のファンの場合は例外であることもこの研究でわかったという。

チームは「stochastic actor-based modeling」という統計学的に最も厳密なツールを用いてこの調査を行った。この研究では、まず手始めに1,600人の学生を対象として、彼らのFacebook上での活動を4年間にわたって追跡。さらに最終的には、4年間全体を通じて友人関係や好みに関するデータが取得できた200人の学生の例を選びだし、そのデータを分析したという。

[PR]
by nobiox | 2011-12-27 16:39 | ├自分用メモ |
自炊代行は悪なのか
東野圭吾さんらの提訴に関する津田さん、おかざき真里さん、大原ケイさん、赤木智弘さんの呟きまとめ。 - Togetter

◆ ◆

愚かだとか自殺行為だとか建設的じゃないと言うけど、原告側を見下ろして非難・嘲笑してるこの人たちも、建設的じゃないという点では同じじゃないの。

出版社が潰れるのはまあ、いいとしても、物書きが食えなくなったらみんなの不利益だ。物書きの不安をバカにするより、その不安に寄り添う努力をすべきだ。

そもそも、AかBかで対立する議論に関して、A側の人がA側の意見だけをまとめる、というのが気持ち悪い。こういうときは、自分と逆側の意見を探す方がいいんじゃないか。逆側に上等な意見がなかったら、自分で逆側に立って、上等な意見を考える。で、その意見について改めて考える。僕はこれを、「ヘッドスライディングは遅いのか思考法」と呼んでいます。

◆ ◆

著作物が無制限に複製されたら物書きは食えない。だから複製は禁止されている。ただし、個人的使用の範囲でならまあ、いいでしょう、と。

その個人的複製を人に頼むだけでしょ何が悪いの、という感覚はわかる。僕にもその感覚はある。だが、事業として複製を請け負うのが個人的複製と呼べるわけないだろ、という言い分にも理はある。しかも1冊百円とか、スケールメリットを見込んだ値付けで。

定価500円の本を買ってきて、スキャンして、ひとり100円でデータを売る。5人に売れば元がとれ、6人に売れば利益が出る。これどう考えても違法でしょう。代行業というのは、見方を変えればそういう商売だ。東野圭吾の「売ってないから盗むのか」という発言が、世間では特に嘲笑の的になっているけれど、あながちピント外れではないと思う。はなからバカにするのは建設的でない。

イヤ、だから早く電子書籍をね、という話だが、イヤ、だから言ってるだろう、売ってないから盗むのか、と、東野圭吾は言うわけだ。ちょっとどうかとは思うけど、筋は通っている。

◆ ◆

で、この話は置いておいて電子書籍の話だが、物書きは無制限に複製されたら食えない、というところが怖いんだから、無制限に複製されるなんてことはありませんよ、という話を主にした方がいいんじゃないかと思う。電子書籍については。とか思ってたら、こんなニュースがあるのね。デジタルステージって、 BiND 出してるとこか。電子書籍付けることよりも、紙の本出してたのか、ということの方に驚いたりもする。

紙の本に電子書籍のライセンスを付けた「書籍++プロジェクト」がスタート

デジタルステージは、メディアクリエイター 平野友康氏の著書『ソーシャルメディアの夜明け』の出版を機に、新たな読書スタイルを提案していく「書籍++」(しょせき・ぷらすぷらす)プロジェクトを始動すると発表した。

本プロジェクトは、"紙の本を買うと電子書籍のライセンスも付いてくる"というコンセプトで、紙の書籍と電子書籍のハイブリッドな読書スタイルを提案するために発足。今回出版された『ソーシャルメディアの夜明け』を購入すると、電子書籍版を手に入れられるライセンスが2つ付与されるという。付与されたライセンスは、ひとつは購入者、もうひとつは購入者が誰かと"シェア"するためのものだとしており、 読者の共感したい思いを波及させていくねらいがあるとのこと。

[PR]
by nobiox | 2011-12-25 14:53 | ├自分用メモ |
Quicksilver 使ってみました。
Quicksilver は OS X 用のキーボードランチャー。最新版はインテルのみの対応だが、古いバージョンも公開されている。ドネーションウェア。ありがとう。金持ちになったら寄付します。

ログイン項目に入れて常駐させる。ウィンドウを呼び出すには、好きに設定したキーストロークを使う。僕は ⌘ + 英数にしました。できれば ⌘ のダブルタップで呼び出したいんだがなあ・・・。ちなみに Alfred は「⌘ の二度押し」「Controlの二度押し」とかで呼び出せる。しかし Quicksilver の方が見た目が好き。これが呼び出したところ。「Type to search」と書いてある。さあ、タイプしたまえ。
c0070938_14221928.png
ここで「ph」とタイプすると、こうなる。
c0070938_14232346.png
左が「オブジェクト」で右が「アクション」だそうだ。この場合、右に「Open」と書いてある。「目当てがPhotoshopなら、やりたいことは起動でしょ」と察してくれているのだ。ここでリターンキーを叩くとPhotoshopが起動する。「⌘ + 英数」「p」「h」「リターン」。マウス要らず。素晴らしい。

オブジェクトは、アプリでもファイルでもフォルダでも Safari のブックマークでもなんでもいい。「⌘+ 英数」「a」「m」「z」「リターン」で、ブラウザが Amazon のトップページを開いたりとか。

環境設定とかは、ウィンドウの右上の小さな三角からアクセスする。メニューバーにアイコンとか出さないところが好き。

◆ ◆

何をタイプしたら何をオブジェクトの候補としてリストアップして欲しいか、あるいは除外したいかなど、「Catalog」で設定しておくことができる、のかな。違うかも。まだよく把握できない。いつもながらわかばマークのMacの備忘録さんが詳しい。また、設定してなくてもユーザーの指向をインテリジェントに学習する。これに関してはザリガニが見ていた...。さんが極端に詳しい。僕にはほぼまったく理解できないが、なんとなく面白い。

(後記)候補として出て来て欲しいのに一向に表示されないものがあったら、「Catalog」に登録する。例えば Safari のブックマークの「わかばマークのMacの備忘録」を登録するなら、ブックマークの名前を例えば「wakaba-わかばマークのMacの備忘録」としておき、Quicksilverの「Catalog」ウィンドウで「Custum」を選び、いやもしかすると「User」の方がふさわしいのかも知れないが、とにかく下端のバーの「+」を押し、「File & Folder Scanner」を選択。ライブラリの中の Safari フォルダの「Bookmarks.plist」を選択(何故かSafari フォルダを指定してもうまくいかなかったので。後で考えると「ソースを検索対象にする」みたいなチェックをしてなかったせいかも)。あとは出てくるドロワーでなんかやるんだけど、忘れた。とにかく何重にも手続きが必要な激しく非直感的インターフェイスで、ちょっと笑えてくる。もうちょい普通でスマートな方法があるような気がするんだがなあ。とにかく最後に下端のバーの再スキャンボタンを押す。これで「wakabaと打ってリターン」で「わかばマークのMacの備忘録」が開くようになりました。「wkbと打ってリターン」でも行ける。後記終わり。

・・・と、いったん思ったけど、間違いみたい。Prefelense > Plug-ins で「Safari Module」を有効にしてれば、Prefelense > Catalog > Modules に Safari という項目が現れる。その下位項目には Sfari Bookmarks と Safari History がある。Safari にチェックして、下端のバーのくるん矢印ボタンでリスキャンすればオッケー。

ともあれ、「Catalog」関係はなかなかむずかしい。明示的にリスキャンしたのになんで候補に出て来ないんだよ、と思ってたものが、Quicksilver再起動で出て来たりする、こともある。何が仕様で何がバグなのか、よくわからない。

◆ ◆

特定のショートカット(と、特定のアイテムと動作の組み合わせ)を「Trigger」として登録しておくと、Quicksilverのウィンドウを経ることなく、ダイレクトに実行させることも可能。と、いうことは、「Spark」の代わりになるということだ。そして、Spark の場合は⌘を含むキーコンビネーションしか受け付けないっぽいけど、QuickSilver は ⌘ナシのファンクションキー単押し、個人的に全く使わない「help」「home」「page up」などのキーの単押しも乗っ取ることができる。

さらに、Script 形式や Text 形式で保存したAppleScriptをダイレクトに実行できる(これはたぶん Spark でもできる)。「FinderPop」や「CoolFunction」では、Script 形式や Text 形式で保存したAppleScriptを選択すると、内容を実行する代わりにスクリプトエディタで開いてしまう(もちろん、それが正しい挙動なんだけど)。ちょっとしたAppleScriptをいちいちアプリケーション形式で実行すると、コンマ何秒かのことだが体感できる程度に遅いし、「最近使ったアプリケーション」にズラズラ並ぶのがちょっとイヤ、とずっと思ってたので、これはかなりありがたい。世の中には「スクリプトメニューに登録したスクリプトに、ショートカットを割り当てられたらなあ・・・」と思ってるマカーも、少しはいるはずだ。そういうみなさん、Quicksilver でできますよ。

この、Quicksilverで「Trigger」と呼ばれる機能は、Alfred では「グローバル・ホットキー」と呼び、version0.9から搭載されたらしい。ただ、使うには 12ユーロの「Powerpack」購入が必要。あるいは Quicksilver との併用が必要。

◆ ◆

検索してると、Quicksilver 使ってたけど動作が不安定なんで Alfred に乗り換えた、という人がちらほらいる。たしかに試用1日目にしてすでにそういう印象は、ある。でもしばらくは使う。前に試して全然ダメだった「LaunchBar(24ユーロ)」も「Butler(公式サイトには20ドルだと書いてあるけど起動すると「これは寄付ウェアです。できれば18ドル」と書いてあり、よくわからない)」も、そのうちまた試してみたい(ダメだったのはアプリではなく、僕ですが)
[PR]
by nobiox | 2011-12-24 14:25 | ├Mac OS X |
Can - Dizzy Dizzy (1977)


スゲーなこれ。King Crimson と Clash の融合とでも言えばいいのか。
[PR]
by nobiox | 2011-12-14 23:40 | ├音楽 |
さらば落合博満。
落合博満について書かなくてはならない。

先日「中日新聞一人不買運動」という記事を書いたら、賛同のコメントをふたつもいただいた。アクセスログを見ると、このブログは一日あたり、15人くらいの人が読んでくださっている。それでコメントふたつ。単純計算で、もしも一日1万アクセスあったら、1333本のコメントをいただいた計算になる。大変な数だ。だから書かなくてはならない。すみません。僕はもう、不買運動やめました。理由は、なんとなく。

◆ ◆

これから書くことは、ソースが確認できない、信用できない話です。
 2004年の開幕前、ある人が桜通でばったり、知人の大豊さんに出会った。大豊泰昭。本名チェン・ダーフォン。氏は当時、中日ドラゴンズの職員だった。天才でひねくれ者で空気読まない、指導者歴ゼロのオレ竜監督の実態に、名古屋人が興味津々だった時期だ。当然、大豊さんに訊ねた。ねえ、ぶっちゃけ、今年は、どうなの? 大豊さんは即答した。今年は絶対行けるよ。去年までとは違うよ。間違いない。社内の人間、全員がその気になってるよ。

繰り返すが、この話は本当かどうかわからない。当時ネットで読んだ。読んだ記憶がある。それだけ。ウソかも知れないし、ウソじゃないにしても、記憶の中で大幅に改造されてるかも知れない。桜通じゃなくて錦通りかも知れない。ただ、僕の脳内では事実だ。いま検索すると、”このころ大豊さんが、道でばったり出くわした友人に「落合監督ってどうなのよほんとのところ」と聞かれ、「それがさあ、落合監督になってから選手以外の球団職員までみんなモチベーションが上がって、むちゃくちゃ雰囲気いいよ。行けるよ」と即答した”という記事が見つかるが、残念ながら、それを書いたのは僕だ。信用できない。

信用できない話ではあるが、「社内の人間」「選手以外の球団職員」というところがおもしろい。普通、プロ野球チームを推すなら、選手を根拠にするはずだ。森野はレギュラー取るよ、柳沢は使えるよ、リナレスだって健在だし、二遊間は日本一だよ。憲伸も野口も気合い入ってるよ、中里復活あるよ、健太は2桁行くよ、という具合に。大豊さんはそれを言わず、中日球団の職員一同の士気を根拠に、今年はいける、と言ったのだ。オーナーから受付嬢まで、社員食堂のおばちゃんからスーダラ係長まで、みんながその気になっていると。だから間違いなく行けるのだと。念には念を入れて繰り返すが、僕の脳内では。
c0070938_17134150.gif
c0070938_1714079.gif
選手には泣いてもらいます。
ファンのみなさんには喜んでもらいます。


◎ 過去の監督たちを手本にしようとは思わない。独自のものを作り上げて行くつもりです。
◎ それぞれの選手が10%の底上げをしてくれれば、優勝は決して難しくないと思います。
◎ 昨年優勝できなかったのは、単純に言えば練習が足りなかったから。どの球団よりも多くすればいい。
◎ 最後は練習したものが勝つ。練習しないものがシーズン通して戦えるわけがない。
◎ 野球は簡単なもの。投げて、打って、守って、走っての4つしかないんだもん。
◎ トレード、解雇の凍結は一年限り。期間が終わったら何の前触れもなくバッサリやります。
◎ レギュラーを獲りたい、いい生活をしたいという気持があれば、練習なんてどうってことないだろう。
◎ どんなに素晴らしいと評判の選手でも、必ず自分の目で確かめて、その上で判断します。
◎ 投手にも野手にも、想像以上に面白い素材がいっぱいいる。このメンバーで戦えるという確信が深まった。
◎ チャンスは平等に与える。選手を絶対に色眼鏡で見ない。
◎ オレの中では、よその球団がどうこうというのは、まるっきり関係ないね。
◎ 最初はみんなミスをする。それをみんなでカバーすればいいんだ。
◎ オレはこれまでの野球を変えたいんだ。勝つための野球だ。
◎ 今は日本一になることしか頭にありません。私さえ間違わなければチームは日本一になれます。
◎ やっぱり野球は生で見るものと思う。一人でも多く我々の勇姿を見に来てください。

中日ドラゴンズ監督 落合博満  Live! Dragons! 2004
50年ぶりの日本一を本気で狙ってるんだ。
夢なんかで終わらせるわけにはいかない。


◎ 野球は結局、頭で差がつくんだ。頭で勝つ、頭で発想するってことを植え付ける。
◎ ノウハウはオレの頭の中にある。絶対に活字になんてしないよ。門外不出だ。それを選手たちに伝える。
◎ 中日のリーグ優勝、日本一を全身全霊で狙わないといけない。監督とはそういう立場です。
◎ 選手が調整に失敗したら、試合でのポジションはないよ。それが競争だ。
◎ 絶対に四番は育てられる。オレがそうだ。最初から日の当たるところにいたわけじゃない。
◎ プロ野球は絶対に滅びない。我々はファンに支えられているんだよ。
◎ 最初から輝いている選手より、埋もれている才能を見つけて育てたい。
◎ 最後はやった者が勝つんです。1本でも多く走った者、振った者が勝つんです。
◎ チームのために野球をするな。チームの犠牲になるな。自分の力を発揮することだけを考えてほしい。
◎ 指導には相性がある。合わないと思ったらコーチの話を聞かなくても結構。ロボットを作るつもりはない。
◎ やめた時、プロ野球界に入ってよかったと選手全員に思ってもらいたい。
◎ 野球の主導権は投手が握っている。そこから発想するのが一番確実。中日というチームなら、それができる。
◎ 自分で練習して戦力になってくれればいい。やることがわかっているなら放っておけばいいんだ。
◎ 昨季3点台だった防御率を2点台にすれば優勝できる。とにかく勝つことしか考えてないよ。
◎ ファンの声援というのは本当に励みになるんです。それを私たちにいただきたい。必ずいい結果を残します。

中日ドラゴンズ監督 落合博満  Live! Dragons! 2004

誰がその気にさせたのか。落合博満だ。どんな魔法を使ったのかわからないが、就任してわずか数ヶ月で、公式戦を一試合もやってない時点で、ヤツがみんなをその気にさせたのだ。凄い話だ。この話は事実かどうかわからないが、僕は信じている。2004年の開幕前に作成された、社内の高揚感がひしひしと伝わって来る、感動的な2枚のポスターを見れば、信じざるを得ない。そしてこの話を根拠に、熱烈に落合博満を称えたいと思う。あんたは凄いよ。まじで。ありがとう。この8年間の恩は忘れない。

だからこそ。

もし、2011年、中日球団社長が中日の敗戦にガッツポーズするようなことになってたんだとしたら、それはやはり、落合博満が招いた事態だと、考えざるを得ない。残念だが、そう考えないと、卑怯だ。筋が通らない。ああ、本当に残念だ。

落合博満とは何だったのか。
[PR]
by nobiox | 2011-12-14 17:16 | ├野球 |
|