カテゴリ:├野球以外( 10 )
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宮市ってほんとにそんなに凄いの?
僕はもちろん宮市亮に期待している。理由はなんといっても基本性能。
デカくて速くて強い。183cm 100m 10秒 そしてイケメン。
努力では手が届かないものを、すでに持っている。
そして何故か、ヨーロッパ人に絶賛される。

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●フェイエノールト監督ベーン
「大きなポテンシャルを持っている。ボールを持っているととても危険な選手だ。
攻守の切り替えもしっかりしている。 ハードワークもいとわない。見ていて楽しい選手だ」
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●フェイエ主将DFロン・フラール
「彼がたくさんの脅威を与えていた。爆発的なプレーヤーだね。
とてもハードワークしていたし、それが良いゲームを生み出した」
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●フェイエMFレロイ・フェル
「リオのことは説明するまでもないよ。本当にかなりの才能を持った選手だ。明らかに彼は
僕たちにとっての資産だ。彼のアクションやスピードはフェイエノールトにとって本当に重要なんだよ」
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●辛口で知られるオランダのサッカー評論家ヤン・エーフェルス
「さすがに彼はほめるしかない」「リオがボールを持つとスタジアムが総立ちになる。リオは低迷しているフェイエノールトをポジティブな雰囲気にできる存在」「アヤックスのスアレス(現リバプール)がボールを持つと何かが起きたように、リオも同じ役割を果たすことができるだろう」
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●フェイエサポーター・セバスティアンさん37歳
「とてもすごい選手だね。将来的にはファン・ペルシーと同じくらいになるんじゃないか。
ロッベンよりは上だな。スナイデルなんかより、よっぽどいい選手!」
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●フェイエサポーター・ロナードさん42歳
「とても優れた選手。アーセナルに戻ってほしくない。このチームの力になれる選手だからね」
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●フェイエサポーター・コアバルドさん68歳
「テクニックが素晴らしい。フィニッシュの部分でも優秀だ。もう1年残って欲しい」
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●フェイエサポーター・アレックスさん41歳
「シンジ・オノよりもミヤチのほうが優れた選手だ」
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●アーセナル監督アルセーヌ・ヴェンゲル(え、アルセーヌっていうのか知らなんだ)
「宮市の動きやトリッキーなテクニックはウォルコットを彷彿させる」
「亮はファンタスティックな驚きを我々に与えてくれた。彼はフェイエノールトで良くやった。
高校サッカーからその世界へ飛び込んだというのにね」
「彼はとてもエキサイティングな選手だ。スピードがあるし、判断も速い」
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●アーセナル主将MFセスク on Twitter
「宮市亮に労働許可証が下りるというニュースは素晴らしい。
グレート・キッドだ。彼はそれにふさわしいよ」
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●アーセナルMFウィルシャー on Twitter
「素晴らしいニュース。宮市がアーセナルでプレーできるなんて。
彼はすごい選手になるから、僕の言うことを信じて」
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●アーセナルFWウォルコット
「彼はまたぎフェイントが僕より得意みたいだね。
ただ、僕を負かすのは簡単じゃない。それは間違いないよ」
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例えば本田圭佑を称えるヨーロッパ人の声(の日本語訳)を、こんなにたくさんネット上で見つけようと思ったら大変だ。香川でも大変だと思う。だけど宮市ならこの数倍の賞賛コメントが簡単に集められる。なんでかな。

こういうの読むと当然、トリッキーでファンタスティックな宮市のテクニックを動画で見てみたいと思うわけだが、だけどそんなの、YouTube にもぜんぜんないぞ。どんな選手でもダイジェストならそれなりにスゴいもんなのに、それすらないってどういうことだよ。たしかに走力は爆発的だと思うけど。(ちなみに家長なんて、YouTube でだけならむちゃくちゃスゴい)

●後記:今日こういうのを発見した。おお、なるほど。これは確かに、少なくとも野人岡野とは違いますね。はじめてちょっとわかった。



●後記2:思い出した。僕はベンゲルのフルネームを「アーセン・ベンゲル」と認識していた。アーセンとアルセーヌはイコールなのね。
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by nobiox | 2011-08-11 20:31 | ├野球以外 | Comments(0) |
歌う代表監督 from Sweden
 北京五輪の準決勝アメリカ戦、日本は2対4で敗れ3位決定戦にまわることとなったのだが、試合後の記者会見でアメリカの女性監督ピア・スンダーゲが披露したパフォーマンスは今でも強烈に記憶に残っている。会見場に現れるやいなや、朗々とアカペラで歌いだしたのだ。曲はボブ・ディランの「The Times They Are A-Changin'」だったのだが、ひとしきり歌い終わったあと、なでしこを褒め始めた。「なでしこのサッカーは女子サッカーの未来である」
 その一連の流れの美しさと、表現力、自信に満ちた姿は衝撃的だった。

という記事を読んで、そのピア・スンダーゲとやらの歌うディランを探しました。見つからなかったけど、替わりに記者会見でいきなり「Feelin' Groovy」を歌いだしたでござるの巻を発見した。「お気に入りのアーティストは?」「私はポール・サイモンのビッグ・ファンです。私の人生は戦いに次ぐ戦い、ア・ロット・オブ・プレシャー、ア・ロット・オブ・ストレス。こんな私がポール・サイモンだなんて奇妙に思われるかも知れんけど、こんな私だからこそ、時にはスローダウンしてフィーリン・グルーヴィ」・・・かな? ちょっと違うかも知れんけどたぶんだいたいそんな感じ。すげー。なんなのこの素敵ばあちゃん。

さらに、こんなのまで。



ああ、「フィリップ・トルシェの歌うエディット・ピアフ」とか、聴いてみたい。
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by nobiox | 2011-08-01 18:39 | ├野球以外 | Comments(0) |
2010年W杯南ア大会 - 金子逹仁03
■2006年W杯後(オシム就任直後) / 金子逹仁 談



「大前提として、代表チームを強化する、っていう発想が僕はもう、根本的におかしいと思うんですよ。代表チームというのは、勝つ、だけ(「ため」?)。だから、すごく、不思議なのは、オシムに、いいサッカー、日本人らしいサッカーを期待している人達ってすごい多いじゃないですか、意味ない、と僕は思うんですよ。大事なのは勝つこと。ヒディングに、韓国代表は韓国のサッカーを作ってくれって、頼んだのか。違いますから。勝つか負けるか」

  ↓   ↓  ↓

■2010年06月17日スポニチワールドサッカーJP / 金子逹仁

日本代表が、勝つためにはただ蹴っておけというサッカーをやってしまった。しかも、勝ってしまった。勝利に感動する子供たちに、今後どうやってボールをつなぐ大切さを教え直せばいいのか。(中略)勝ち点3と引き換えに、日本サッカーは大きなものを失った。日本=退屈。日本=アンチ・フットボール。この試合で張られたレッテルを剥がすには、相当な時間が必要になることだろう。(中略)こんなにも苦く、こんなにも悲しい勝利があることを、わたしは初めて知った。

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by nobiox | 2010-07-19 23:27 | ├野球以外 | Comments(0) |
2010年W杯南ア大会 - 金子逹仁02
■金子達仁『惨敗』 p.88(1998年)
 
いま、日本に夢はあるか。
フランスで勝つという夢があるか。
本大会での1勝1分け1敗を公言している岡田監督は、
少なくとも表面上は現実主義者に見える。
だが、私は彼にもっと大きな夢を見てもらいたいと思っている。
でなければ勝てない。
夢を持ち、夢に近づこうともがいている国には、勝てない。

  ↓   ↓  ↓

「遠すぎる目標『W杯4強』」 金子達仁(2010年02月12日)

岡田監督が「ベスト4」という目標を掲げた理由はよくわかる。
おそらくは彼も、過去3大会の失敗と成功の理由に、
目標の有無が関係していると考えたからなのだろう。
そのこと自体は、高く評価したい。
だが、遠すぎる目標は、時として人を萎えさせる。
むろん、志を高く持つのは悪いことではない。
ただ、同時に最低限クリアしなければならないノルマの設定も、いまの日本代表には必要だ。
今からならば、まだ間に合う。(スポニチワールドサッカープラス)

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by nobiox | 2010-07-19 23:01 | ├野球以外 | Comments(0) |
2010年W杯南ア大会 - 金子逹仁01「負けろ、日本」
■週刊朝日6月11日号(金子逹仁 / 南ア大会直前)

わたしにはもう思えない。なにはともあれ南アフリカでは頑張ってほしい、できるなら勝ってほしい、とは思えない。 選手生命を賭けて大会に臨む選手たちには本当に申し訳ないと思う。それでも、岡田監督の更迭がなされない限り、わたしは南アフリカでの日本代表の勝利を祈れない。むしろ、こう思ってしまう。 負けろ、日本。未来のために。

こりゃ日本ダメだろ、1勝もできんだろ、ああくそ最悪だ、ドイツまでの4年間をジーコに丸投げして無駄にして、また今度オシム以後の2年半を無に帰すのか、と、金子逹仁は思ったのだろう。それはいいと思う。この時点で、サッカーW杯に多少なりと関心のある日本人の90%以上はそう思っていたんだから。素直にそう書けばいいのに、いくらなんでも「負けろ、日本。未来のために」はないだろう。なんでそれほど無理矢理に、おおげさに、勇壮に、膨らませるんだ。

1)「最高の準備と最高の内容でグループリーグ突破」
2)「準備も内容も最悪だったが、結果はグループリーグ突破」
3)「いい準備と、いいサッカーをしたが、グループリーグで敗退」
4)「準備も内容も最悪、結果もグループリーグで敗退」

金子逹仁は、日本サッカーの未来のためには2よりも4の方が望ましいと言う。理由は、2だと反省がおろそかになるから。アホか。言いたいことはわからんでもないが、その帰結として選択する主張が、あまりにもおおげさで、トンチンカンだ。

どう考えても上記の1から4まで、この数字の順に望ましい。当然だろう。もともと日本国内のスポーツ人気は、国際大会の結果に大きく左右される傾向がある。柔道しかり、ゴルフしかり、野球しかり、バレーボールしかり、卓球しかり、ハンドボールしかり。サッカー日本代表が無様に負ければ、サッカー人気は下がり、スポンサーは撤退し、サッカー雑誌は売り上げを落とし、サッカー雑誌はスパイラル効果で広告収入を落とし、サッカー番組は減り、Jリーグの観客動員は減り、選手は自信とモチベーションを保つのが(比較的に言えば)困難になり、次期監督選考にも不透明感が漂う。負けて得られるものなど何もない。いや少しはあるだろうが、勝って得るものに比べれば少ない。なんと言っても勝てばW杯で経験できる試合数が増え、負ければ減るのだ。無論、W杯日本代表の試合の放映数も。

現に松井大輔は大会後のインタビューに「ここでダメなら、サッカーで仕事をしている人はメシが食えなくなる、という思いは共有していたと思うし、実際に現地にいたメディアの方とは、だんだん一体感が出てきたと思います」と答えている(サッカーマガジン2010.7.20号)。なんという切実な、危機感に満ちた、リアリスティック・シンキング。日本のサッカー人気が盛り上がろうが冷めようが、フランスリーグで飯食ってる彼には直接関係ないにも関わらず、彼は同胞の心配をしている。一方、まさに日本で「サッカーで仕事をしている人」であるはずの金子逹仁の「負けろ、日本」には、松井発言の持つリアリティの数パーセントも感じられない。

◆◆

で、W杯初戦。日本は勝ってしまった。内容は酷いもんだったが。「不屈のライオン相手に、とにかく、勝った。ただ内容は酷いもんだった」と、金子逹仁は思ったのだろう。それはいいと思う。僕もそう思った。素直にそう書きゃいいじゃないか。凄い。勝った。だけど内容は両チームとも酷いもんだった、と。しかし彼は、何故か無理矢理に、おおげさに、勇壮に、尾ヒレを膨らませる。

■苦く悲しい「つなぎ」なき勝利(金子逹仁 / 2010年06月17日)

 わたしが技術を重んじる少年サッカーの指導者だったら、頭を抱えている。普段からボールを大切にしろ、つなげと教えてきたのに、自国の象徴たる日本代表が、勝つためにはただ蹴っておけというサッカーをやってしまった。しかも、勝ってしまった。勝利に感動する子供たちに、今後どうやってボールをつなぐ大切さを教え直せばいいのか。(中略)

 皮肉ではなく、本心から思う。この勝利は、日本代表の勝利ではない。岡田監督の勝利だった。勝ち点3と引き換えに、日本サッカーは大きなものを失った。日本=退屈。日本=アンチ・フットボール。この試合で張られたレッテルを剥がすには、相当な時間が必要になることだろう。

 こんなにも苦く、こんなにも悲しい勝利があることを、わたしは初めて知った。(スポニチワールドサッカープラス)

日本が勝って頭を抱える少年サッカーの指導者。なんというリアリティ皆無の想像。そんな指導者、いないって。確かに日本は勝ったけど、オレらはあんなサッカーは目指さないよと、言いたいのであれば、ひとことそう言えばいいだけの話じゃないか。ひとことじゃ足りないなら、何度もそう言えばいい。サッカー小学生たちだって、「自陣に引き蘢って守備に徹すりゃよほどの強豪相手でもそこそこやれるんだよな、まあ、褒められたもんじゃないけどな。まあ今回は現実路線ってことでしょうがない面もあるけどね」「にしてもカメルーンお粗末だったよね」「あー、フィジカルの調整に失敗したんじゃねーの」くらいのことは、言われなくても思ってるんじゃなかろうか。(後記:岩佐徹さんという人が「この人の、なんでもギリシャ悲劇のような詠嘆調にしてしまう文章はもう読み飽きました。『もっとつなぐサッカーをやれ』と言いたいのでしょうが、普通にそう書けばいいのに」とブログに書いてるのを発見した。そうそう、それだ)

「日本サッカーは大きなものを失った」。そうか? これまでに、どんな大きなものを持っていたんだ?
「相当な時間が必要になる」? アホか。次戦か次々戦で素晴らしいサッカーでも披露すれば、それで一発だろう。
「わたしは初めて知った」? サッカーを何十年も見てきて、「釈然としない結果」もままあるという事実を、初めて知ったのか。んなわけないじゃん。何のためにそんなくだらない、低次元の嘘を吐くんだよ。金子逹仁を演じるためか。

というわけで、ここで金子逹仁に言いたいことはひとつだ。いちいち不必要におおげさなんだよ。

なんであれ少しでもおおげさに、極端に、扇情的に、ドラマチックに、鮮やかに、強く、明快に、わかりやすく言い立てた方が効果的だと、思っているのかも知れないが、だとしたら考え直した方がいいと思う。それは典型的な愚民思想(あるいは麻原彰晃主導のオウム思想)だ。最も効果的な言論は、最も扇情的な言論ではなく、最も「なるほど指数」の高い言論ではなかろうか。ここ数年の金子逹仁の発言には、総じて、あまりにもそれが低い。「派手な見出しで派手にかましときゃ、衆愚は恐れ入るだろ」とでも思っているように見える。あとは素敵ライフを示唆するグルメレポートと、権威を担保する旬のサッカー選手との交友録か。バカとしか思えない。

ここまでハゲしいことを書くつもりはなかったんだけど、書いてるうちに多少興奮してきて、こんな感じになってしまいました。あらためて考えるとオウム思想も確かに効果的だとは思う。現に、ひじょうに効果的だったらしいし。
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by nobiox | 2010-07-19 22:04 | ├野球以外 | Comments(4) |
2010年W杯南ア大会(1)
遠くで蝉の声が聞こえていた(嘘)。W杯ドイツ大会の記憶は、義父の三回忌と重なっている。あれから四年。三回忌から四年たつとどうなるか。七回忌があるんだねえ。四年ぶりに顔を合わせる姪は、大学生になっていた。

今回のワールドカップで感じた(まだ終わってないが)ことはたくさんあり、そのなかには例えば「金子達仁ってアタマおかしーんじゃねーの」というようなこともあるんで、4年以内に考えがまとまったらそんなことも書いてみたいという野望はあるんだが、もっと書きやすいこともある。例えば「ギリシャ代表選手の名前はすべて神話っぽくて雄々しくてカッコイイ」ということだ。「コンスタンティノス・ハルキアス」とか。すげー。「すべて」であるところが、特にすごい。

ハルキアス(Konstantinos CHALKIAS)
ツォルバス(Alexandros TZORVAS)
シファキス(Michail SIFAKIS)
セイタリディス(Giourkas SEITARIDIS)
パツァツォグル(Christos PATSATZOGLOU)
スピロプロス(Nikos SPIROPOULOS)
モラス(Vangelis MORAS)
パパドプロス(Avraam PAPADOPOULOS)
ビントラ(Loukas VYNTRA)
トロシディス(Vasileios TOROSIDIS)
キルヤコス(Sotirios KYRGIAKOS)
パパスタソプロス(Sokratis PAPASTATHOPOULOS)
マレザス(Stelios MALEZAS)
ツィオリス(Alexandros TZIOLIS)
カラグニス(Georgios KARAGOUNIS)
ニニス(Sotiris NINIS)
カツラニス(Konstantinos KATSOURANIS)
パリタス(Athanasios PRITTAS)
サマラス(Georgios SAMARAS)
ハリステアス(Angelos CHARISTEAS)
サルピンギディス(Dimitrios SALPINGIDIS)
ゲカス(Theofanis GEKAS)
カペタノス(Pantelis KAPETANOS)

ハルキ・ムラカミはギリシャに住んでるそうだが、ハルキは「CHALKI」と綴るんだろうか。

・ちなみにフィンランド人の苗字に多い「〜ネン」というのは「〜する人」というような意味で、例えばミカ・ハッキネンのHakkiは「籠」を意味し、Hakkinenは「籠をつくる人」。
・スウェーデン人の苗字に多い「〜sson」は「〜の子孫」という意味で、ヨハンソンは「ヨハンの子孫」、アンデルソンは「アンデルの子孫」、カールソンは「カールの子孫」。
・ノルウェーでは同じ意味で「〜sen」が多く、例えばノルウェーで最も多い苗字「ハンセンHansen」は、「ハンスの子孫」という意味、だそうです。
このみっつは稲見純也さんのスポーツコラムで教わりました。
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by nobiox | 2010-07-04 22:05 | ├野球以外 | Comments(0) |
プロ野球ファンはなぜ淋しいのか
遠くで蝉の声が聞こえていた。ドイツW杯決勝トーナメントは、すでにドイツとイタリアの準決勝進出が決まっている。7月1日深夜、ポルトガルがPK戦でイングランドを破り、2日未明、フランスがブラジルを下し、四強が出揃った。
2日の朝、法事のため妻の実家にいた。フランス対ブラジル戦はどうなったの、と姪っ子に訊かれ、アンリのゴールでフランスが勝った、と答えた。数時間前に新幹線車内の電光掲示板でそのニュースを知ったばかりだったのだ。日頃あまり年の離れた人と接する機会がないので、へえ、ふつうの女子中学生もW杯を見てるのか、と、そんなことがなんとなく新鮮だった。

蝉の声、というふうなどうでもいいところからあえて書き出すこのようなやり方は、文章に文豪風味を加えるための常套手段で、スポーツノンフィクションの世界でも多用される。多用され過ぎだと思うんだが、ちょっと真似してみました。

滞りなく法事は終わり、食事会になった。義母が、兄弟姉妹を相手にW杯の話をしている。ベッカムは可哀想だったねー、怪我しちゃって。PKにも出れなくて。ねえ。それにしてもジダンはほんとに引退しちゃうのかしら。まだまだやれそうなのにねえ。もったいないよねえ。すうごく、もう、キレのある動きしてたよ。ほんと。まだまだやれると思うよ。ねえ。

驚いた。義母も、その兄弟姉妹も70代のジジババですよ。それが、煮物やら梅酒ゼリーやらを口に運びつつジダンを語る。女子中学生もジジババもW杯を見る。なんと素晴らしいことだ。ちなみに頭突き事件は、この一週間後に起きる。



2006年10月7日、友人の新居お披露目会があって男女30人ほどが集まった。ちょうどプロ野球ペナントレースは大詰めを迎えていた。しかし、当たり前だが誰も野球の話なんかしない。試しに聞いてみた。なあ、君たちはプロ野球なんか見ないんですか。中日ドラゴンズの優勝が明日にも決まるかも知れないというのに。ポンちゃんが答えた(みんな、私が名古屋出身で中日贔屓だということは知っているのだ)。「え、あ、中日優勝しそうなの? ・・・監督ダレだっけ? 二位はどこ?」。おお、もう、、、

かつてポンちゃんは西武ファンだった。私の引っ越しの手伝いに来てくれる約束を、スッポかされたことがある。西武対巨人の日本シリーズで、三塁を守る西武清原が泣き出した日だ。いや、一塁だったっけ? 翌日、スマン、完全に忘れていた、清原が泣くのを見て感動してもらい泣きしてた、と言われたのを覚えている。そのポンちゃんが、2006年10月、西武ライオンズとソフトバンクホークスがプレーオフ第1ラウンドを戦っている最中であることすら知らなかった。だって、新聞に書いてあるだろうが。なぜ知らないんだ?

それ以上聞かなかったけど、たぶんポンちゃんは中日ドラゴンズのセカンドも、ショートも、ライトも、四番ファーストも知らないんだろう。ヒデノリくんなんて、聞いたこともないんだろう。なんてこった。・・・と、いうような話をマクラにプロ野球の未来を憂えたりしようと思ったんだけど、なんかもう、いいや、そんなことは。



プロ野球の魅力を知らないなんて可哀想な人たちだ、という気持ちが、なくもない。少しはある。イヤありますよ。あの、息を呑む二遊間のスペクタクルを、あの蔵本上等兵の少林サッカーみたいなアストロ超人みたいなプレーを、中里篤史の魔法のストレートを、知らずに死んでいくなんて。そういう気持ちはもちろんあるが、しかし正直それより、不思議な気がする。プロ野球なんぞに振り回されず一喜一憂せず心穏やかに送る人生。新聞のスポーツ欄なんか気にしない生活。それがじつは、意外にもすぐそこにある。すぐそこにある別世界。そういえば私も2003年以前には荒木も井端もほとんど知らなかったし、まして蔵本英智なんてまったく知らなかったので、じつはポンちゃんと大差ないのである。
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by nobiox | 2006-10-10 14:19 | ├野球以外 | Comments(5) |
対トリニダード・トバゴ親善試合 | 2006/08/09
スンゲー。日本代表の試合を見てあんなに鳥肌立ったのは初めてだ。

サッカーを見てて典型的に盛り上がるのはゴールシーンだが、ゴールシーン以外で盛り上がるのは個人技だ。突っ立った姿勢からいきなり出るラモスのキラーパスとか。アルシンドのドリブル加速とか。ストイコビッチとか。レオナルドとか。中田とか。ジダンとか。俊輔とか。人を小馬鹿にしたような小笠原のロングパスとか。感動させてもらったことは何度もある。だけど「チームプレー」で鳥肌立った経験はほとんどない。ほとんどないということは少しはあるのか、と言われれば、少しはあるんだが(トルシェ時代の日本代表にそういった感動をもらった記憶も何度かある。よくは覚えてないけど)。

私はJリーグの試合もほとんど見てないくせに日本代表のことは気にかけているという典型的な偽サポーターなんだが、そういう訳で日本代表の試合はけっこう見てるような気がする。私が知っている日本代表の攻撃パターンというのは、サイドバックが駆け上がり、ウラを狙った長いパスを受け、そこで歓声が起き、サイドバックがゴールライン際からとにかくセンタリング、あとは何か素晴らしいことが起きることを祈る、というのか、そうでなければラモスか中田か俊輔(か磯貝か岩本)が何か鮮やかなことをしてくれるのを待つか、でなければそのいずれでもない奇跡を待つか、というのしかなかった。[2006/08/09 vs. トリニダード・トバゴ親善試合] の出だしで見たものは、そういうのとはぜんぜん違っていた。

かつてオフトはいくつかの耳新しい概念を日本サッカー界にもたらした。「アイコンタクト」とか。「三角形」とか。イヤ私はサッカーのことをよく知らないので、それらはオフト以前の日本サッカー界にも普通に存在したのかも知れないが、私の理解ではそれらはオフト経由の言葉だ。「三角形」の意味(なり、効能なり)は、私にもアタマではわかる。しかし、うわっ、これが三角形か、と実感したのはこの2006年8月のトリニダード・トバゴ戦が初めてだ。AがBにパスを出すと同時に(あるいはそれより先に)CがBを追い越して走り、BがC(の走ってる方向の予測延長線上)にパスを出すより前にAがCを追い越して走る。CがA(の走ってる方向の予測延長線上)にパスを出すより前にBが・・・以下略。その結果、選手と選手を結ぶ見えない糸が延びたり縮んだりしながら前へ前へとボールを運んで行くように見える。それがやたらに速い。その間に、というかそれと同時に、DやEやFやGがフィールドに散開する。スンゲー。チームという名の透明な有機体が芝生の1メートル上空を滑って飛んで行くかのようだ。自分で書いてて我ながら恥ずかしいが。恥ずかしさは恥ずかしさとして改めて反省するとして、それは私の問題であって日本代表チームとは関係ない。とにかくあんなのは日本代表の試合では初めて見た。「日本代表の試合では」ということは日本代表以外の試合では少しはあるのか、と言われれば、少しはあるような気もするけど、私にはよくわからない。しかしそんなことはどうでもいいのである。とにかく日本代表の試合では初めて見たんだから。

あれはミッドフィルダーでアレがフォワード、あっちがディフェンダー、というような意識を試合中ぜんぜん感じなかったのも初めてだ。こっちが個々の選手をほとんど知らないせいかも知れないが、それが理由のすべてとも思えない。



今朝(2006/08/10)日刊スポーツを買って見たら、セルジオ越後が「勝ったという結果は良かった。しかし内容を見ると輝いたのは『古い井戸』のサントスだけ」とか書いてるんだけど、信じられん感想だ。もしかしてセルジオ越後ってバカなのか? しかしこれはこれで、まあいろいろと、えーともうちょっと語りたい気はするが、まあ、とにかく、感動しましたよ私は。典型的な偽サポーターの感想なんだけど。

| 見物人の論理 | 処女作に作家のすべてがあるのなら。|
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by nobiox | 2006-08-11 02:59 | ├野球以外 | Comments(3) |
ナチュラルの開花を待つ無責任な日々
| 見物人の論理 | 「で、小野伸二の時代は来るのだろうか。」 |

 中田英寿がプロサッカー選手からの引退を発表した、とテレビニュースが報じるのを聞いた時に感じたのは、江川卓と似ているな、ということだった。(中略)
 その次に考えたのは、小野伸二のことだった。

たまたま野球観戦から遠ざかっていた時期と、江川の全盛期が重なっていたのだろうか、残念ながら私は江川卓にときめいたことも胸打たれたこともない。だから中田と江川の類似というのはピンと来なかったけど、「余力を残しつつ唐突に本人が引退を表明」「自分の流儀に殉じた感」「自分は専門バカではない、と周囲にアピールするタイプ」「偉大な領域への第一歩、と周囲が思った瞬間が結果的には短い全盛期になってしまったこと」、と言われると、なるほどと思う。私の中の江川卓にはストイックでひたむきなイメージが皆無なので、多少違和感はあるけれど。引退の1年か数年後、ニュースステーションだったかに出演したときに、今どんな仕事をしてるのか、と訊ねられて「人に会う仕事です」と答えた江川が印象に残っている。なんだかわからないが、願わくば中田にはもう少しわかりやすい仕事をして欲しいと思う。

その次に考えたのは、高橋由伸と小野伸二は似ている、ということだ。こうして並べて書くと、字面まで似ているではないか。じつは私は、しょっちゅう高橋由伸のことを考えているのである。

小野について鉄さんはこう書いている。

 ボールと軽やかに戯れるようなプレーそのものもさることながら、彼の人柄が好きだった。
 個人的に何を知っているわけでもない。ただ、彼がいる練習風景や試合を見ていると、小野がいるところに自然と人が集まってきて、みな幸せそうな表情になる。そういう様子を見ているのが好きだった。
(中略)
 99年のワールドユース・ナイジェリア大会に出場したU-20日本代表は、小野のチームだった。選手たちは、小野と一緒にプレーすることが楽しくてたまらないように見えた。中盤の司令塔とか王様とかいうよりも、太陽になぞらえるのがふさわしかった。サッカーの神に愛された少年のように見えた。
 人の集まる場所に顏を出せば、そこが上座になる。盛田昭夫とか、長嶋茂雄とか、そう言われるような人物が世の中には時々現れる。小野伸二もまた、そういう資質の人物なのだろうと私は思っている。

ルーキーイヤーの高橋由伸を見た野球ファンも、誰もがこのように感じたのではなかったか。私の中の中日ファンな部分は「高橋由伸ツブれてしまえ」と罵るのだが、私の中の野球ファンな部分は、ついつい彼を目で追った。「natural」という英語には「天才」という意味があるそうだ。「ボールと軽やかに戯れるような」あの頃の高橋由伸には妙に胸がときめいた。まさにナチュラル。数年後にはとてつもないスーパースターになってくれるだろう、と思っていた。たしか長嶋茂雄がそう言ったのではなかったか。数年後には長嶋茂雄のような選手になりますよ、と。そして8年が経った。

| 2006/07/09 | Giants vs Carp | 中日ファンが集う実況掲示板より |

640 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:09:36 ID:RBknpL/c0
井生はアウトと思って帰ろうとした その刹那審判がタイムを掛けたと

644 名前:燃えよ名無しさん メェル:fortunist 投稿日:2006/07/09(日) 18:10:05 ID:RBknpL/c0
この展開で空気をよまない東出は中前ヒットヽ( ゚∀゚)ノ

651 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:11:09 ID:08hMx4gY0
キター

653 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:11:17 ID:alfwz80c0
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!

655 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:11:17 ID:RBknpL/c0
キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!
センター前キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!
サヨナラキタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!

665 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:11:28 ID:/wtyI6Vw0
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!!
アレで刺せないってw

666 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:11:34 ID:UR4JVJrEm
原、また涙目で審判にブチ切れかwwwww

678 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:11:48 ID:q47HW7C60
サヨナラキター
センターよしのぶ?

679 名前:燃えよ名無しさん 投稿日:2006/07/09(日) 18:11:49 ID:wOKri21M0
センター肩しょぼすぎw

683 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:11:57 ID:ZSqvS97I0
肩よわーい

691 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:12:19 ID:o5MV4tFY0
センター誰よ?

696 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:12:38 ID:+R0ZTSFM0
肩もしょぼいが、チャージもしょぼいな。

702 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:13:06 ID:h7ODL3cI0
よしのぶ

705 名前:たまなし 投稿日:2006/07/09(日) 18:13:19 ID:8qJMHIAk0
まあ原はベースをなげろ。それが厄払いだ。勝ちたければ。

708 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:13:29 ID:5RnKgEf20
補強すればするほど弱くなっていくな

710 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:13:36 ID:ZSqvS97I0
ドラ相手だったら回ってないだろ

711 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:13:38 ID:AS2O5MqA0
英智なら3m前でアウトだよなぁ。ぽpぼぶって強肩じゃなかったっけ?

712 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:13:50 ID:RBknpL/c0
よしのぶ凄すぎる劣化だな
やきゅつくでいうところの今中と同じ超早熟か?('A`)

716 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:14:07 ID:5fxl6iIoO
センター待ってとってる

724 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:14:38 ID:/ZyW4nAI0
あれだけ故障してれば、劣化もするわな

725 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:14:59 ID:4Wzj6ETs0
ぽpのぶって強肩が売りじゃなかったっけ

727 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:15:30 ID:h7ODL3cI0
ヨシノブってドメと比較されるほどの選手じゃなかったっけ?

730 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:15:49 ID:AS2O5MqA0
正直、あの返球は清水かと思った

731 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:15:52 ID:RBknpL/c0
ぽpの肩はナゴドのフェンスで死んだ
その後は送球までの速度をあげることによりカバーしてたが
他の怪我でそれもできなくなった
今じゃ脚ない肩ない打球判断のみの外野手に

733 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:15:54 ID:/wtyI6Vw0
>>711
それ以前に3塁ストップだな

735 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:16:26 ID:GQC1vN060
地肩もあったけど、
それより投げるまでの速さと送球の精度がすごい選手だから。
肩故障に下半身弱化でひどいことに・・・・・。

738 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:17:15 ID:4Wzj6ETs0
そしてダイビングキャッチするとスペる選手に

739 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:17:16 ID:o5MV4tFY0
センター両手で待ってとっとる

742 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:17:25 ID:5RnKgEf20
ルーキー時に見たときの高橋由の守備はすごかったんだがな。

744 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:18:31 ID:EW/GcBJM0
うちの禿げエース様とずいぶん差がついちゃったな、ぽpのぶ。

747 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:19:27 ID:h7ODL3cI0
つーか普通三塁コーチャーも回すか?
両手で待って取ってたから判断したのかな

749 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:21:47 ID:AS2O5MqA0
改めて中日外野陣の抑止力の偉大さを痛感させられる結末でした。

751 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:22:18 ID:/wtyI6Vw0
あれで回すなんて高代ぐらいだろと思ってたら
高橋の守備は予想の斜め前を行ってた

752 名前:燃えよ名無しさん 投稿日:2006/07/09(日) 18:22:57 ID:86MRPVho0
ぽぷノブは怪我か?衰えたなぁ。

753 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:23:53 ID:h7ODL3cI0
>>752
両肩悪いみたい

757 名前:燃えよ名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/07/09(日) 18:28:13 ID:RBknpL/c0
今のぽpノブは打球勘のいい清水みたいなものに・・・

ああ、なんてことだ。誰がこんな高橋由伸を想像しただろうか。あの頃のオレたちの夢は、ぜんぜん叶わなかった。どうしてこんなことになってしまったのか。毎年毎年怪我をするせいか。どうしてヨシノブは毎年毎年怪我するんだろうか。わからない。多村だって毎年毎年怪我するんだし、特別なことではないのだろうか。高橋由伸の全盛期って、いつだったんだろうか。ああ、書いてるうちにいろんな人を思い出してしまった。菊原志郎とか。石塚啓次とか。レフティモンスター小倉隆史の時代も、ついに来なかったなー。来なかったなー、だなんて典型的な無責任なファンの言い草で申し訳ないが、私は無責任なファンでしかないので、しょうがない。

| なぜ石塚か |

石塚啓次という名前は(中略)日本の中盤選手にありがちな技術はあるが勝利への貢献度、執着に欠けるプレーヤーの象徴であり、(中略)他にもあると思うが総じてネガティブな意味を持っている。ボールを持てばセンス抜群の惚れ惚れするようなボールタッチをするにも関わらず、それを勝利へと結び付けることのできない、『不毛のテクニシャン』。(中略)そして『不毛のテクニシャン』の行く先は決まっている。人知れず消えていくのである。消えていかなくてもいつの間にか『普通の選手』になっている。なぜか? それはサッカー評論の世界でも大きな謎である。(中略)納得できる一般論は今のところない。いずれにしろサッカーの世界では頻出の語りのテーマなのである。

シンジはヨシノブより4つ若い。4年後の小野が、「現在のヨシノブのようなもの」になってることを想像するとツラい。無責任なファンとしては「期待してます頑張ってください」しか、言えることがない。期待してます。頑張ってください。
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by nobiox | 2006-07-12 10:33 | ├野球以外 | Comments(5) |
選手は涼しい時間にやりたかったのか

知らない人の方が多いのだろうか。


現代スポーツにおいて(と言うか現代社会において)、試合時間はテレビ放映の都合で左右されることがある。「ことがある」どころか、注目が集まる重要な試合なら、むしろそれが当然になっている。そのことを知らない人というのはどの程度いるんだろうか。

ワールドカップドイツ大会で、我が日本代表チームは惨敗に終わった。犯人探しが始まるのは見慣れた光景、とも言える。中日ファンだって中日が負けるたびに犯人探しをする。気持ちはわかる。今回はネット上で「電通の責任を糾弾する」という盛り上がりがあったらしい。見物人の論理:「スポーツのことはスポーツに還せ」で知った。

リンク先を辿ると、神保哲生さんは「よもや、日本のテレビのゴールデンの時間帯に合わせるために、早い方の時間帯を希望したなんてことは無いとは思いますが・・・」と言い、竹山徹朗さんは、日本の準ゴールデンタイムに合わせるために時間が変更されたという話に「さすがにマジかよと思った」と書いている。いずれも、テレビ放映の都合が試合時間に影響を与えるなんてことを、全くご存じないようだ。えっ、そうなのか。知らないのか。

例えば大相撲は千秋楽には表彰式の時間を考慮して早めに進行する。NHKの放送時間に合わせてるわけだ。ボクシングだって、世界タイトルマッチとなると大抵夜七時からやる。あれも別に、ボクシングのボクシングによるボクシングのための都合で決めてるわけではないだろう。そんなこと、はっきりにせよウスウスにせよ大人はみんな知っていて、プロレスがショーであるのと同じくらい常識かと思っていた。実際、ウチのヨメだって知っている。日本プロ野球ファンなら、読売ジャイアンツだけがデーゲームが極端に少ないという事実も、その理由が残念ながら読売の悪の陰謀とかじゃないという事情も知っているだろう。

知っていない人のためにカンタンに解説する。巨人だけがデーゲームが極端に少ないということは、巨人だけが試合時間が一定で選手が調整しやすいということで、スポーツの論理で言えば不公平である。しかし巨人が悪い訳ではない。試合開始時間は試合を主催するチームの裁量なので、この不公平がイヤなら、他のチームもデーゲームをやらなければよいのである。しかしふつう、土日はデーゲームにした方が集客が見込める。だからふつうのチームは商売のため、土日はデーゲームにしたがる。ところが巨人は観客収入よりも放映権収入の方が大きく、視聴率は観客動員とは逆に、ナイターの方が数字が見込める。しかも集客も、ナイターでも満員になるわけで、巨人の営業はデーゲームを選ぶ理由がない。巨人がビジターの試合の場合は、主催チーム、つまり巨人じゃない側が時間を決めるが、やはり巨人戦の放映権収入が魅力なので、土日でも巨人戦だけはナイターでやりたがる。この状況の改善策として、例えば「すべての主催チームは、デーゲームを年間○試合以上組むべし」とかコミッショナー裁定で決めちゃう、というのはアリかも知れないが、それをやるとすべての球団は収入減に苦しむだろう。

以上の解説が正確でなかったとしても責任持てないので、自分でウラも取らずにマルッと転載するのは禁止する。

竹山さんの主旨は、マスメディアはジーコの「テレビの都合」発言を隠蔽した、電通利権を守るために情報を歪めている、ということのようだが、実際のところ、隠蔽なんてしてるのだろうか。誰でも知ってることかと思っていた。上杉隆さんは週刊朝日7月7日号に「『戦犯はテレビ』(ジーコ発言)はかなり正しい」と題して「試合開始時刻が時差の影響で、日本のテレビ局によって故意に変更された」点が問題なのだ、と書いている。「故意に」と言われるとなにか悪いことみたいだが、相撲を見てもボクシングを見ても、試合時間をテレビの都合に「故意に」合わせることがあるなんて、常識のような気がする。知らない人の方が多いのだろうか。だとしたら素朴に驚きだ。知らない人の方が多いなら、この機会に広く知られるのはいいことではあるが。だいたい、この「故意に」の使い方はおかしい。電車の中で人の足を踏んだ、という話なら、故意か故意でないかどちらの可能性もある。しかし試合時間の変更を意図せず無意識に行うなんてことは土台あり得ず、何のどんな試合であれ、試合時間の変更は故意に決まってるだろう。故意の何が悪いんだ。


サッカーを守るのは誰の仕事か


テレビ放映の都合で試合時間が左右されるのがいいことか悪いことかと言えば、まあ「折り合いの問題」だろう。ちなみに世の中には、もし今回日本戦が日本時間をいっさい考慮せずに決められていたとしたら、FIFAが極東市場を軽視している証拠であって、そっちの方が怒るべきだ、というような考え方も存在するらしい。神保さんや竹山さんの言う「よもや」とか「さすがにマジかよ」も、そういう摺り合わせがあるのは知ってはいたが、まさか日本に不利な変更をしていたとは思わなかった、それも日本主導で、という意味かも知れない。つまり問題は「故意の変更」自体ではなく、それが「日本に不利」あるいは「反サッカー的」な変更だという点にあるのだ、という意味かも知れない。

しかしなあ。中日球団の営業だって、中日の勝利を祈りながら、背に腹は代えられんからと、土日のナゴヤドームでは選手に負担を強いるデーゲームを組んだりしてるのだよ。コンディショニングの面から言えば巨人だけを利することになるのに、収入の面では巨人のおこぼれを捨て難く、土日のナゴヤドームでも巨人戦だけはナイターを選んだりしてるのだよ。たまたま今年巨人が弱いからいいんだが、もし巨人が四月の調子を保って独走してたりしたら、このあたり、大問題だ。しかし誰を責めればいいのか。ちくしょう。ちくしょうちくしょうちくしょう。「サッカーそのものが大切にされなかった」って、じゃあどうしろって言うのよ。オレたちだって野球そのものを大切にしたいよ。だからこそ収益も無視できないんだよ。収益抜きにどうやって野球そのものを守るんだよ。集客を気にしちゃ悪いのか。商業主義が悪いかよ。商売なんだよ。それともナニか、あんたらが金出してくれるのか。あんたはナゴヤドームのチケットを買ってくれたことがあるのか。年間いくらぐらいあるのか。ないならないで、せめて視聴率アップに貢献してちょーよ。昼と夜と、どっちがええのか言ってみやー。・・・と、中日球団の営業マンが酔っぱらったら言うのではないか。

いや、すいません。中日の話はぜんぜん関係ないんだった。ちなみに私は、ナゴヤドームのチケットを買ったことが、一度もない。東京在住(しかも非・ナゴヤ生まれ)なのにしょっちゅうナゴド遠征を敢行するfateさんのような人もいる以上、「東京在住」も免罪符にならない。私にはエラそうなことを言う資格はぜんぜんないのである。ないのに言うが、中日の場合、収益を巡って愚痴を言う前に選手の年俸を抑制すべきではないかと、個人的には思う。

この件でネット巡りをしてたら、「テレビのために試合時間をねじ曲げるなど論外」というふうなコメントをする人が世間にけっこう多いことを知った。ショックだ。収益あるいは集客あるいは契約のために試合時間を変更、あるいは調整、あるいは「ねじ曲げる」なんてことは普通に行われている。「スポーツ=善、商業主義=悪」といった簡単な図式でそれを一刀両断できれば気分はいいだろうが、実態は必ずしもそう簡単な話ではない。中日の話は関係ないが一般論としては、それくらい常識としてわかっていただきたい。

◆◆

テレビの都合で試合時間が左右されるのがいいことか悪いことかと言えば「折り合いの問題」だろう。メリットもあるしデメリットもある。その上で、今回の試合時間変更がちょっとやり過ぎだった、とか、サッカーそのものが大切にされなかった、としたら、責めるべき相手は電通なんだろうか。よく知らないけど、仮にワールドカップでの電通の仕事が『サッカー界』と『日本の消費者(のワガママ)』との間を取り持つことだと考えると、そこで電通が『消費者(のワガママ)の側』に立つのは、私には当たり前と思える。

仮に選手は涼しい時間にやりたいとして、でも消費者は見やすい時間にやって欲しいとする。この場合、消費者の都合を代弁するのが電通の仕事で、サッカーの側の都合を代弁すべきは、例えばFIFAなりドイツ大会実行委員なり、或いは日本のサッカー協会なり代表監督なり或いはサッカー関係の良識ジャーナリズムなりサッカーフリークの素人なり、要するに『サッカーの側』だろう。もっとも、鉄さんによるとFIFAの実態も「巨大な利権マシン」らしいが。

  「利権構造が台なしにした、もうひとつのワールドカップ」

だとしても、FIFAは建て前としてはいちおうサッカーの側を代表すべき組織だ。一方電通は建て前からして利権マシンだ。電通が「サッカーの都合」を第一義に考えない、なんてことは、そもそも当たり前ではないか。サッカーの都合を第一義に主張すべき立場の人は、他にたくさんいたのではないか。試合時間が犯罪的だと思うなら、どうしてジーコは半年前にそれを訴えなかったのか。サッカーの側がサッカーの都合を主張せず、ただ電通のバランス感覚に期待していたとしたら、そっちの方がよほど問題ではないのか。電通(あるいはテレビ)戦犯論は、なんかピントがズレてるように思うんだが。


選手は涼しい時間にやりたかったのか


という訳で、仮に今回の試合時間変更が「サッカーに対する罪」だったとしても、私は電通戦犯論には違和感がある。しかし、ところで、そもそも今回の試合時間変更は「サッカーに対する罪」だったのか。選手はほんとうに涼しい時間にやりたかったのか。少なくとも日本の選手に限れば、そうではなかったと思う。

ここに6月27日付のサンケイスポーツがある。電車の網棚でたまたま拾った。「検証!『史上最強』日本はなぜ勝てなかったのか」という連載囲み記事に、「試合前、ほとんどの選手は『暑い方が日本には有利』と口々に話していた」とある。これは別にサンスポの特ダネでもなんでもない。常識だ。日本vsオーストラリア戦やクロアチア戦の中継を見た人なら、コメンテータが口々に「後半、向こうは必ず(動きが)落ちて来ると思うんで、絶対チャンスありますよ」「この暑さは日本に有利ですよ」と連呼するのを聞いたのではないか。念仏の鉄さんは今回の日程に関して「うまくやれば有利にできる条件であったとさえ思う」と書いている。もちろんこの「さえ」は、「暑さが日本に不利に働いた」という論に対するリアクションだから付いてるわけだが、勝手な解釈をすれば、日本チームの残念な結果を受けて『付いてしまった(笑)』のだと思う。試合前には「冬の欧州リーグでプレーする白人主体のチームに較べればオレ達の方が暑さに慣れてる。暑さは有利な条件」というのは、「さえ」不要の、ふつうに支配的な見方だった。

Sankei Web:「暑さ味方? クロアチア未経験/1日多い休養」

1度経験したことは日本にはプラスになる。クロアチアの初戦は夜だった。宮本は「クロアチアは午後3時スタートの試合を知らない。日本に有利になる」。夏休みがカキ入れ時のJリーグは猛暑の7、8月でも平気で試合を組むが、選手全員が真冬を主戦場とする欧州リーグでプレーするクロアチア代表は、暑さには不慣れ。何とか、この点を強みにしたい。
クロアチア・サッカーニュース:「クロアチア・リーグ再開/クジェの日本評」

フランス大会同様、日本戦は日中の暑さの下での戦いになることにクジェはこう助言しています。「そのような時間帯での試合は日本に有利に働くだろうが、私達は攻撃に転じなくてはならない。
PamGau:「酷暑の試合」

そもそも、下記の2点が常識としてはあるわけで、私としては試合開始時刻の件でテレビ関係者を責める必要はないと思います。
1.日本がドイツ入りした頃は夜にはコートが必要なほど寒かったことを思えば、これほど気温が上がるとは予想しづらいこと
2.欧州(含む豪州)のチーム相手では気温は高めの方が日本に有利に働くこと

異論もあったのかも知れないが、少なくとも宮本とクジェは「暑さは日本に有利」と考えていたようだ。宮本恒靖は日本チームのキャプテンだし、クジェという人は現クロアチアリーグの監督で、元ガンバ大阪の監督だそうだ。異端の説とは考えにくい。これが「常識」だったと思う。「オーストラリア戦とクロアチア戦の時間帯を前に動かしたのは電通」という話が仮に事実だとして、電通の担当者もたぶん「日本の消費者の便益を勝ち取ると同時に、(オーストラリアとクロアチアには申し訳ないが)日本代表に有利な条件を勝ち取った」と考えたのではないか。もちろん同時に自社の利益をも最大化したわけで、ワタシってば社内的にも「頑張れニッポン」的にも縁の下の英雄じゃん、とか思った可能性は大いにある。それを日本が惨敗したからって、後から「国賊」とか「電通利権を撃て」とか「戦犯はテレビ」とか言われても、電通もテレビ局も困るんじゃなかろうか。

プロが結果論で結果責任を問われるのは当然なので、例えば電通株を買ってた人が電通の商売の失敗を糺弾するのはわかる。「頑張れニッポン」協賛企業が大損したと言って怒るなら、それもわかる。お茶の間のワガママな視聴者が、つまんなかった、と怒るのもわかる。中日が負けると中日ファンが荒れるようなものだ。気持ちはわかる。ただ、「暑いのを有利にもできたのにコンディショニングに失敗した」としても、「暑いのが有利だと思ってたけどじつは間違ってた」としても、「間違ってたので選手が不憫だ」としても、その責任を問うべき相手は「巨悪、電通」なのか。私はぜんぜんそうは思わない。


そもそもその話は、ほんとうなのか


竹山さんは6月27日のエントリーで「たぶん、今回の敗退に対する全面的な批判って、載らねえぜ。週刊誌とインターネット以外には」とも書いている。私の感覚とはずいぶん違う。敗退が確定したこの時期、スポーツ新聞は「日本代表は何故敗れたか」みたいな検証記事をこぞって載せてたのではないか。そら見たことかと手の平を返し、「今回の敗退に対する全面的な批判」を威張って言い立てるのが、むしろ、流行ってたのではないか。

スポーツ新聞は「マスメディア」の範疇に入らないだろうか。しかし、私が目にした範囲でもっとも痛烈でもっとも辛辣でケンもホロロで残酷で、冷たい怒りに満ちたジーコ(とそれを支持し続けた協会)批判は、短いものだが6月24日の朝日新聞朝刊に載った後藤健生の署名記事だ。あれを読んでも「今回の敗退に対する全面的な批判をマスメディアは避けて通っている」と感じるとしたら、どういう記事なら批判を避けてないと言えるのか、ちょっとわからない。

私はべつに野球に詳しくない。サッカーはそれ以上に疎い。その私ていどでも、この六月末、自宅でとってる新聞や、ラーメン屋のスポーツ新聞なんかで、それらの日本代表批判記事を目にした。それが「全面的な批判が全くない」と見えるとしたら、サッカー関係の記事によほど関心がないのではないか。あるいは竹山さんは「今回の敗退に対する全面的な批判をマスメディアは避けて通っている」と、思い込みたいのではないか。竹山さんは事実を伝えたいのではなく、竹山さん好みのカッコイイストーリー(電通が巨悪/電通には誰も逆らえない/オレたちが声をあげねば)を主張したいだけのようにも見え、それって竹山さんが批判する「マスメディアのあり方(事実を伝えず、自分に都合のいい枠内ストーリーを語る)」と全く同じではなかろうか、と、余計な心配までしてしまう。

「電通を怒らせたらマスコミとしても命取りになる仕組みが完全に出来上がっている」としたら、インターネットはわかるけど、週刊誌がなぜ例外になるのかもわからない。広告収入に依存してるのは新聞社も雑誌社も同じだろう。世論を煽動する力はむしろ週刊誌の方が上のような気もする。電通の恐怖支配がメディアによるサッカー日本代表批判を封殺している、という話を、どうしてそれほどかんたんに信用できるのだろうか。せめて「伝手を辿って複数のサッカー雑誌の編集長(またはデスクでも編集者でもライターでも)の見解を聞いてみたが、やっぱり事実らしい」ていどのウラをとってから信じるのでも、遅くはないと思うんだが。

◆◆

他にも、電通が代表選手の選考にまで深く関与しているとか、CM出演実績があると代表に呼ばれやすい、なんて話が事実なら、サッカー界にとって大問題だろう。しかし、まず、ほんとうなのか。竹山さんはマスメディアに載る情報を鵜のみにせず、自分の頭で疑い、自分の頭で検証する批判精神の人のようだが、電通戦犯論を示唆する情報については、出所不明の噂話まで含めて、何故かぜんぜん疑わない。それどころか『積極的に信じたがってる』ように見える。「いささか無防備ではないか」と鉄さんは書いている。私もそう思う。

ダレソレが闇の力でこの世を牛耳っている、という類の噂は、古いのから新しいのまで、フリーメーソンからニャントロ星人から正力松太郎からマトリックスから電通まで、たくさんある。人はつねに陰謀論が好きだ。先日、ボビー・バレンタインの「ドラフト裏金爆弾発言」をスポーツ新聞はどこも派手に取り上げたし、朝日新聞も「コミッショナーは発言を放置せず、調査すべし」と論説を(三段組くらいのコラムで)掲げたが、その後「コミッショナー事務局がロッテに文書で問い合わせたところ、あの報道はマスコミに間違って伝えられたもの、との回答が届いた」というニュースは、笑っちゃうほど小さく報じられた。もうね、見出しが小さいベタ記事だというだけじゃなく、本文の活字自体が小さいの(6月20日: 朝日新聞: 朝刊スポーツ面)。何故だろう。「読売マネーがドラフトの裏で暗躍している」という話は魅力があるが、ボビーは発言を引っ込めた、なんて話はつまらないからだ。人は陰謀論の魅力に弱い。悪の陰謀は警戒すべきだと私も思うが、だからと言ってあらゆる噂話を無防備に信じるのがいいことなのか。「陰謀論の魅力」の方も、多少は警戒した方がいいんじゃないか。

失礼な推測で申し訳ないけど、もしかして竹山さんも、実況が「暑さは日本に有利」とアナウンスするのを、何度も聞いたのではないか。だけど電通戦犯論に都合が悪いので、忘れたのではないか。言わば「故意」に。
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by nobiox | 2006-07-02 19:47 | ├野球以外 | Comments(10) |
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