荒井または松任谷由実「恋人がサンタクロース」
そういうわけで甲斐バンドについて考えながら歩く12月下旬の新宿の街、クリスマスふうな飾り付けの元、女声ボーカルのクリスマスふうな歌が流れていた。どうということのない冬の一日なのに、恋人と過ごす特別な日だなんて誰が決めたの、たかが冬の一日じゃない、べつにどうってことないじゃない、というようなことを歌っている。はじめて聴く歌だがまったくその通りだ。

と、言いたくなるが、しかし。その声その歌い方は明らかに、ユーミンその人であった。検索してみると「忘れかけたあなたへのメリークリスマス」という曲らしい。1997年。なんだそりゃ。お前が言うか。クリスマスというのは恋人と過ごす特別な日だ、という認識を日本の社会に植え付けた決定打は、荒井または松任谷由実がうたった「恋人がサンタクロース」(1980)だろう。「誰が決めたの」って、アンタじゃないか。

まあしかしそれはともかく、「恋人がサンタクロース」は名曲だ。「春だったね」がディランで「テレフォン・ノイローゼ」がストーンズで「かぶとむし」がトッド・ラングレンなら、「恋人がサンタクロース」はホール・アンド・オーツだと思う。どこが何の曲に似てるという訳じゃあないけど、「ホール・アンド・オーツいいよなあ」という気持ちがベースにあってできた曲ではなかろうか。なんとなくそう思う。違ってたら、すいません。
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by nobiox | 2007-12-22 18:50 | ├音楽 | Comments(0) |
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