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Mac OS X のオーソドックスなトラブルシューティング
Mac OS X が「なんかおかしい」場合、一般的に有効な対処法11種類のメモ。

1)再起動
2)関連の初期設定ファイルを捨ててから再起動
3)アクセス権の修復とディスクの検証
4)セーフブート
5)シングルユーザモードでのブート
6)Time Machine で過去に戻る
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101)PRAMクリア
102)AHT(アップル・ハードウェア・テスト)
103)別ユーザでログイン
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998)OS を上書きインストール
999)初期化して OS を新規インストール
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他にもいろいろあるでしょうが、とりあえず以上について説明します。


1)再起動


基本です。メニューバー左端のリンゴマークから「再起動...」を選択。


2)関連の初期設定ファイルを捨ててから再起動


まずこのカギカッコ内の文字列→「~/Library/Preferences/」をコピーする。Finderをアクティブにして、メニューバー→「移動」→「フォルダへ移動...」を選択し、「フォルダの場所を入力...」に先の文字列をペーストして「移動」ボタンを押すと、「Preferences」フォルダが表示される。そこには大量の、拡張子「.plist」のファイルが格納されている。「plist」とはたぶん「Property List」の略。例えば「Finderが不安定」「デスクトップの表示がおかしい」「ファイル名が変」とかなら、Finder 関連の初期設定ファイル、「com.apple.desktop.plist」と「com.apple.finder.plist」をゴミ箱に捨ててシステムを再起動してみると、直る場合がある。関連ファイルかどうかはファイル名で判断する。ちなみにファイル名は「com.会社名.アプリ名.plist」というカタチをしてることが多い。例えば「FontExplorerX.app」の初期設定ファイルは「com.linotype.FontExplorerX.plist」。


3)アクセス権の修復


アクセス権の修復は、やり過ぎて悪いということはないので、たまに(毎月とか、年に4回とか)やるとよい。アクセス権とはなんぞや、というようなことは考えても無駄なので、気にしなくてよい。Spotlight(メニューバー右端の虫眼鏡マーク)をクリックして出て来る入力フィールドに、英数モードで「disk utility」あるいは「diskutility」と入力。通常「disk」辺りまで打ち込んだ時点で「ディスクユーティリティ」というアプリが候補に出て来るので、それを選択。ディスクユーティリティが起動する。ディスクユーティリティのウィンドウの左ペインでディスクを選択し、右ペインで「First Aid」を選択すると「アクセス権を検証」「アクセス権を修復」というボタンが有効になる。経験上、ウチの環境では「修復」を押せば「検証と修復」が実行されるので、検証は飛ばしていきなり「修復」を押す。終わると大抵は「ホニャララは修復できませんでした」という大量の表示が残るが、考えても無駄なので気にしない。

ディスクの検証

ディスクの検証は別ボリュームで起動して行う。起動中のディスクでやるのは、運転中の車のエンジンを調べるようなもので、危険だし、時間もかかる。面倒でも別ボリュームで起動した方が圧倒的に早い。通常のMacなら「リカバリー領域」で起動できるはず。起動音が聞こえたらすぐに「command」と「R」を押して、押し続ける。システムが起動したら、ディスクユーティリティを起動。


4)セーフブート(セーフモードでの起動)


セーフブートとは、OS X 10.2 以降で利用できる特別な起動方法(ブート、とは起動という意味)。経験上、かなり万能というか必殺というか、多くのトラブルに効果アリ。ブートしてから特に何かをするわけではなく、セーフブート自体に修復効果がある。セーフブートした後の Mac OS X の状態をセーフモードと呼ぶ。セーフブートするには、起動音が聞こえたらすぐに shift キーを押す(起動音の前から押しちゃダメ)。グレーのアップルアイコンの表示に続き、回転するギアとプログレスバーが表示されたらshift を放す。セーフモードでの起動が始まる。起動には5 - 10 分かかる。その間、いずれのキーも押さないように注意。セーフブートは、起動ボリュームに存在するソフトウェアまたはディレクトリの問題を解決する上で有効に作用する可能性があります。セーフモードを終了するには、通常の方法でコンピュータを再起動する。


5)シングルユーザモードでの起動



これは通常は不要(セーフモードで十分)。シングルユーザモードで起動するには、起動音が鳴ったらすぐ、コマンド+ S キーを押す。黒地に白のテキストが表示されたら放す。シングルユーザモードはコンピュータの起動シーケンスの問題を解決するのに役立つ場合があります。ブートしてから特に何かをするわけではなく、シングルユーザモードでのブート自体に修復効果がある。標準モードに戻るには、「reboot」と入力して Return キーを押す。


6)Time Machine で過去に戻る


(どう書いたらいいか考え中)


101、102)PRAMクリアと AHT


PRAMクリアと AHT についてはよく知らないので、必要と思われる方はググってください。


103)別ユーザでログイン


新規ユーザを作り、そのユーザでログインしてみて、不具合が再現しないとしたら、不具合の原因がホームフォルダ内にあると特定できる。この場合たいていは、ホームフォルダ内の「ライブラリ」フォルダに原因がある。特定できたとしてそれでどうなる、と聞かれると困るんですが、少なくとも「これは初期化して再インストールすれば直る症状なんだ」と確信できるので、気持ちが明るくなります。

新規ユーザを作るには「システム環境設定」→「ユーザとグループ」を起動する。ただ、この名前は Mac OS X のバージョンによっていろいろなので困る。とにかく「ふたりの人の上半身が重なってるアイコン」のヤツだ。「ユーザとグループ」パネルを開いたら、左下の南京錠をクリックして、あなたが設定したシステム・パスワードを打ち込む。すると左ペイン左下の「+」ボタンが有効になるので押す。あなたが「sazae」さんだとして、例えば「test」という名前の新規ユーザを作る。作ったら「sazae」からログアウトして、「test」でログイン。こんな説明で何かが伝わればよいのですが。


998)OS を上書きインストール


かつて、OS のバージョンアップに際して「初期化して新規インストールするのが通。上書きインストールは不具合を引き継ぐことになるので感心しない」という言い伝えがあったが、それは Mac OS 9 までの話。近年の OS X は上書き前提に作られており、上書きの方が安全。例えば「OS のバージョンアップに伴って Mail.app のメールデータの保管形式が大きく変わった」という場合、上書きインストール中にデータのコンバートを行うので、上書きインストールでないとデータを引き継ぐことができなかったりする。

で、この上書きインストールは、トラブル対処としても有効なことがある。ごく気軽に簡単にできるので、ぜひ試すとよいです。ただ、旧世代のOS(例えば「El Capitanの時代に10.6」とか)を使い続けたいかどうか、インストーラを持ってるかどうか、起動可能なインストールメディアを持ってるかどうか、今現在のシステムが、アップデートによってインストーラのバージョンよりも微妙に新しくなってないか、などの順列組み合わせで、想像以上にいろんなケースがあるため、やり方を網羅的に説明するのは私の能力ではツラい。詳しく知りたい人はそれぞれの事情に最適の解をGoogle先生に聞いてみてください。


999)初期化して OS を新規インストール


データを日常的にバックアップしていれば、「初期化して新規インストール」は怖くない。逆に言うと、「初期化して新規インストール」を怖いと思わない程度に、日常的なバックアップを心がけるべき。
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by nobiox | 2016-01-13 21:09 | ├Mac OS X | Comments(0) |
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