「大日本人」「しんぼる」「さや侍」
さいきん TSUTAYAで「大日本人(2007)」のDVDを借りて見て、聞きしにまさるつまらなさに驚いた。その後高須光聖との公開前の対談で、制作費10億と聞いてまた驚いた。あと、撮った本人がむちゃくちゃ自信持ってることにも。

「大日本人」以降、松っちゃんについての世評は「お笑いとしてはスゴいけど映画監督としては才能ない」という線で定着した感じだけど、松本人志が「大日本人」を「映画」だと思っているのかどうか、そこはよくわからない。上記の対談でも「お笑いIQの高い人ならこのスゴさがわかる」「だよねー」みたいな会話がある。「映画IQの高い人ならこのスゴさがわかる」とは言ってない。松っちゃんには「お笑い芸人が映画という異業種に挑んだ」という意識はさらさらなく、単に「(通常のコントの制約を離れて)2時間もののお笑いコントを撮った」のではないか。そしたらそれが、驚くほどつまらなかった、と。

その後 TSUTAYAで「しんぼる(2009)」のDVDを借りて見た。「大日本人」と「しんぼる」はかなり様子が違うが、「出そうで出ないくしゃみのように、オチを与えられずにえんえんと1時間以上引っ張られる微妙なボケ」という点では同じだ。そして、びっくりするほどつまらない。そして、浅い。

たぶん松本人志は「出そうで出ないくしゃみのように、オチを与えられずにえんえんと引っ張られる微妙なボケ」が大好きなのではないか。だから松本人志にとって「大日本人」は大傑作で、「しんぼる」も大傑作なのだ。だけど一般人にはキツイ。一般人として、「オチを与えられずにえんえんと引っ張られる微妙なボケ」を楽しめる限度は、10分か20分か30分だ。2時間は無理っしょ。あり得ない。

その後 TSUTAYAで「さや侍(2011)」のDVDを借りて見た。これがねえ。ちょーつまらない。だけどある意味で面白い。以下、続きは徐々に書く予定。

「何なのですかそれ。いったい何がしたかったのですか」
「なぜ鼻からうどんなど啜ろうと思ったのですか」

「オレに言わせりゃ、あんなもん作らせて一瞬で終わりって、金の無駄遣いだっつーの」
「でもアタイはああいうの好きだねえ、派手だしさあ、なんてったってスカッとして、バカバカしいじゃないか」
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by nobiox | 2013-10-16 23:46 | ├映画 |
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