2013年 10月 16日
「大日本人」「しんぼる」「さや侍」
さいきん TSUTAYAで「大日本人(2007)」のDVDを借りて見て、聞きしにまさるつまらなさに驚いた。その後高須光聖との公開前の対談で、制作費10億と聞いてまた驚いた。あと、撮った本人がむちゃくちゃ自信持ってることにも。
「大日本人」以降、松っちゃんについての世評は「お笑いとしてはスゴいけど映画監督としては才能ない」という線で定着した感じだけど、松本人志が「大日本人」を「映画」だと思っているのかどうか、そこはよくわからない。上記の対談でも「お笑いIQの高い人ならこのスゴさがわかる」「だよねー」みたいな会話がある。「映画IQの高い人ならこのスゴさがわかる」とは言ってない。松っちゃんには「お笑い芸人が映画という異業種に挑んだ」という意識はさらさらなく、単に「(通常のコントの制約を離れて)2時間もののお笑いコントを撮った」のではないか。そしたらそれが、驚くほどつまらなかった、と。 その後 TSUTAYAで「しんぼる(2009)」のDVDを借りて見た。「大日本人」と「しんぼる」はかなり様子が違うが、「出そうで出ないくしゃみのように、オチを与えられずにえんえんと1時間以上引っ張られる微妙なボケ」という点では同じだ。そして、びっくりするほどつまらない。そして、浅い。 たぶん松本人志は「出そうで出ないくしゃみのように、オチを与えられずにえんえんと引っ張られる微妙なボケ」が大好きなのではないか。だから松本人志にとって「大日本人」は大傑作で、「しんぼる」も大傑作なのだ。だけど一般人にはキツイ。一般人として、「オチを与えられずにえんえんと引っ張られる微妙なボケ」を楽しめる限度は、10分か20分か30分だ。2時間は無理っしょ。あり得ない。 その後 TSUTAYAで「さや侍(2011)」のDVDを借りて見た。これがねえ。ちょーつまらない。だけどある意味で面白い。以下、続きは徐々に書く予定。 「何なのですかそれ。いったい何がしたかったのですか」 「なぜ鼻からうどんなど啜ろうと思ったのですか」 「オレに言わせりゃ、あんなもん作らせて一瞬で終わりって、金の無駄遣いだっつーの」 「でもアタイはああいうの好きだねえ、派手だしさあ、なんてったってスカッとして、バカバカしいじゃないか」
by nobiox
| 2013-10-16 23:46
| ├映画
|
|
カテゴリ
全体 ├野球 ├ヘッドスライディング ├細木数子観測所 ├野球以外 ├自分用メモ ├2ch文学 ├音楽 ├映画 ├読書日記 ├マンガ ├Mac OS X ├バカスクリプト ├DTP ├メシ ├地図 ├家庭科 ├contact 記事ランキング
fav.
お気に入りブログ
(左)阪神日記 はい こちらサポセン。 アタシがルーキー! それが鷹の道 -Sun&Moon Blog- 非天然色東京画 2d style ろんどんらいふ stew stew st... のらねこ。 (野良にゃ... ばーさんがじーさんに作る食卓 ナゴヤかアワー 久慈記~Kujiki~ 六福1☆ でら Dra ++ 天ま... shot & shot とばすぜ ハイウェイ TaxiRobin Chupika Szpinak 漂流生活的看護記録 手足をのばしてパタパタする 弱肉強食 これ旨いのか? IEbiyori 焼まんじゅうを食らう! 最新のトラックバック
外部リンク
ファン
ブログジャンル
その他のジャンル
画像一覧
based on exblogskin "HTMLbasic"
|
ファン申請 |
||