自炊代行は悪なのか
東野圭吾さんらの提訴に関する津田さん、おかざき真里さん、大原ケイさん、赤木智弘さんの呟きまとめ。 - Togetter

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愚かだとか自殺行為だとか建設的じゃないと言うけど、原告側を見下ろして非難・嘲笑してるこの人たちも、建設的じゃないという点では同じじゃないの。

出版社が潰れるのはまあ、いいとしても、物書きが食えなくなったらみんなの不利益だ。物書きの不安をバカにするより、その不安に寄り添う努力をすべきだ。

そもそも、AかBかで対立する議論に関して、A側の人がA側の意見だけをまとめる、というのが気持ち悪い。こういうときは、自分と逆側の意見を探す方がいいんじゃないか。逆側に上等な意見がなかったら、自分で逆側に立って、上等な意見を考える。で、その意見について改めて考える。僕はこれを、「ヘッドスライディングは遅いのか思考法」と呼んでいます。

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著作物が無制限に複製されたら物書きは食えない。だから複製は禁止されている。ただし、個人的使用の範囲でならまあ、いいでしょう、と。

その個人的複製を人に頼むだけでしょ何が悪いの、という感覚はわかる。僕にもその感覚はある。だが、事業として複製を請け負うのが個人的複製と呼べるわけないだろ、という言い分にも理はある。しかも1冊百円とか、スケールメリットを見込んだ値付けで。

定価500円の本を買ってきて、スキャンして、ひとり100円でデータを売る。5人に売れば元がとれ、6人に売れば利益が出る。これどう考えても違法でしょう。代行業というのは、見方を変えればそういう商売だ。東野圭吾の「売ってないから盗むのか」という発言が、世間では特に嘲笑の的になっているけれど、あながちピント外れではないと思う。はなからバカにするのは建設的でない。

イヤ、だから早く電子書籍をね、という話だが、イヤ、だから言ってるだろう、売ってないから盗むのか、と、東野圭吾は言うわけだ。ちょっとどうかとは思うけど、筋は通っている。

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で、この話は置いておいて電子書籍の話だが、物書きは無制限に複製されたら食えない、というところが怖いんだから、無制限に複製されるなんてことはありませんよ、という話を主にした方がいいんじゃないかと思う。電子書籍については。とか思ってたら、こんなニュースがあるのね。デジタルステージって、 BiND 出してるとこか。電子書籍付けることよりも、紙の本出してたのか、ということの方に驚いたりもする。

紙の本に電子書籍のライセンスを付けた「書籍++プロジェクト」がスタート

デジタルステージは、メディアクリエイター 平野友康氏の著書『ソーシャルメディアの夜明け』の出版を機に、新たな読書スタイルを提案していく「書籍++」(しょせき・ぷらすぷらす)プロジェクトを始動すると発表した。

本プロジェクトは、"紙の本を買うと電子書籍のライセンスも付いてくる"というコンセプトで、紙の書籍と電子書籍のハイブリッドな読書スタイルを提案するために発足。今回出版された『ソーシャルメディアの夜明け』を購入すると、電子書籍版を手に入れられるライセンスが2つ付与されるという。付与されたライセンスは、ひとつは購入者、もうひとつは購入者が誰かと"シェア"するためのものだとしており、 読者の共感したい思いを波及させていくねらいがあるとのこと。

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by nobiox | 2011-12-25 14:53 | ├自分用メモ | Comments(0) |
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