ビビンパ
その日「Taco Derioi」に入ると、入り口脇のカウンターでカップルがタコライスをつついているのが目に入った。

いや、つついていたというのは正確ではなく、とーにーかーく思いっきり念入りにかき混ぜていた。トマトの赤も白米の白もすでに挽肉の茶色に飲み込まれ、レタスすらも原型を失いかけている。それにも飽きたらずまだ練っている。ふだんほとんどかき混ぜない派の私はちょっと驚いたが、もちろんどうでもいいことである。「うわ、混ぜてるなー」と一瞬思っただけですぐに忘れた。レジで自分のタコライスを注文し、空いていた席に座って待つ。

しばらくして、さっきのふたりの会話が聞こえてきたが、内容はわからなかった。わからない、ということによって、ようやくわかった。韓国語だ。あ、なーるほど。

『美味しんぼ』にも「(山岡)ビビンパはよく混ぜて食べた方がうまいのさ」「(栗田)まあ!ほんとうね!かき混ぜればかき混ぜるほどおいしくなるわ!!」みたいな台詞があったけど、私にはどうしてもあの感覚がわからず、ビビンパもいつも混ぜずに食べる。店によっては怒られる。
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by nobiox | 2009-01-10 17:05 | ├自分用メモ |
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